2023年モデルはGalaxy Z Flip5が大きくアップデート?
サムスン「Galaxy Z Flip5」、デスクトップPCのように使えるDeXモード対応か
サムスンの縦折りスマートフォンGalaxy Z Flipシリーズになく、横折りのGalaxy Z Foldシリーズにあるものといえば、DeXモードだろう。ディスプレイと端末をケーブルないし無線接続することで、スマートフォンをPCのように使用できる機能であり、まさにサムスン製端末の「フラッグシップか、そうでないか」を分けてきた一線ともいえる。
この待望の機能が、ようやく次期「Galaxy Z Flip5」でも利用可能になるとの有力情報が伝えられている。
サムスンの未発表製品に詳しいSammobileの情報筋によると、Galaxy Z Flip5はDeXモードに対応した史上最も小さなGalaxyスマートフォンになるという。
DeXモードがあれば、出先のディスプレイに繋ぐことでデスクトップPCそのままの画面を利用できる。快適な入力のためには、外付けキーボードやマウスを持ち歩く必要もあるが、それでもノートPCよりは軽くてカバン内の場所も取らず、ヘビーユーザーに重宝されている機能だ。コンパクトなGalaxy Z Flipシリーズとの相性は、すこぶるいいはずだ。
本機能を使うには、ディスプレイの場合はワイヤレスまたはUSB-HDMIケーブル(USB-C接続のディスプレイもサポート)で接続する。またWindows 10以降のPCと接続できるサムスン公式Dexアプリも用意されている。
もっとも現行のGalaxy Z Flip4やそれ以前のモデル向けに、ソフトウェア更新でDeXがやって来るかどうかは不明だという。が、すでに対応済みのGalaxy Z Foldシリーズと同等のチップを搭載しているため、技術的なハードルは高くないとも推測される。
今のところGalaxy Z Flip5は、次期「Galaxy Z Fold5」と共に7月下旬の特別イベントで発表され、8月半ばの発売が有力視されている。
例年よりも2週間ほど前倒しだが、これには2つ理由があると思われる。まず今年(2023年)には直前にGoogleの折りたたみ端末Pixel Foldが発売されるため、インパクトを弱める必要があること。また9月~10月頃には「iPhone 15」シリーズが登場と見られ、先に消費者に売り込んでおくのが戦略的に好ましいということだ。
ほかGalaxy Z Flip5のカバーディスプレイ(折りたたみ時の外側画面)は従来の1.9インチから3.4インチに大型化しつつ、新たな水滴型ヒンジにより画面のシワも目立たなくなるとの噂もある。Galaxy Z Fold5は先代とあまり変わり映えしない(水滴型ヒンジや新型チップの採用を除き)と予想されているが、今年はGalaxy Z Flip5に注力されるのかもしれない。
- Source: Sammobile