13/15インチM3 MacBook Airが同時発表?

15インチMacBook Air、3nmチップ「M3」搭載で23年後半発売か

Image:Art-Dolgov/Shutterstock.com

現行モデルより大型の15インチMacBook Airは、2023年内に発売されるとの予想が次々と届けられてきた。そして新たに、3nmプロセス製造の「M3」チップを搭載し、2023年後半に投入される可能性が浮上している。

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesは、業界関係者の話として「サプライチェーンは2023年後半に発売が予想され、3nmプロセッサを搭載する可能性がある、より手頃な価格のMacBook Airに焦点を当てている」と報じている。今回の記事では、新型MacBook Airに関するそれ以上の詳細な情報は含まれていない。

Appleシリコン(独自開発チップ)を独占的に製造するTSMCは、12月下旬に3nmチップの量産を開始した。新型14/16インチMacBook ProやMac miniに採用されたM2 Pro/M2 Maxチップは5nmプロセス技術(第2世代)に留まったが、次期MacBook Airに搭載される「M3」や、今秋登場が目されるiPhone 15 Proモデル向け「A17 Bionic」は、アップル初の3nmチップになる可能性がある。

先日、アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、14/16インチMacBook Pro(2024)には3nmプロセス製造の「M3 Pro」と「M3 Max」が搭載される予定だと述べていた。まずM3搭載のMacBook Airが発売され、その数ヶ月後にM3 Pro/M3 Max搭載のハイエンドMacBook Proが投入されたなら、まさにM1世代やM2世代のパターンを踏襲することになる。

もっともDigiTimesは、M2 Pro/Max搭載MacBook Proの発売が「遅れる」との予想を外した直後であり、今回の情報も鵜呑みにはできない。また信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、15インチMacBook Airが2023年春頃に発売されると示唆していた

とはいえ、上記のKuo氏は「2023年前半に量産が始まり、発売は第3四半期以降になる」と主張していたことがある。いずれにせよ、2023年内に発売される可能性は高まったと言えそうだ。

M2チップ搭載の13インチMacBook Airは昨年7月に発売され、ディスプレイや筐体のデザインも一新してMagSafe充電にも対応、内蔵カメラも前世代の720pから1080pへと強化されている。あと数ヶ月で、プロセッサーをM3に更新した13インチと新規設計の15インチMacBook Airが同時に発表されるのかもしれない。

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