ゼロエミッションに向けて進行中

DHL、電気配送バン2000台導入。フォードから23年末までに

Image:DHL

ドイツの物流企業DHLは、米フォードとの間で2023年末までに2000台以上の電気バン「E-Transit」を調達する契約を締結したと発表した。

2000台という数は、DHLのような巨大企業にとっては微々たるものかもしれないが、今回の契約にはDHLがフォードの新しいEVモデルをテストすることが含まれており、両社は車両開発や充電設備などで協力していく予定だ。

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フォードは2020年11月に、Transit VanのEVバージョンであるE-Transitを発表している。今回の契約は物流企業におけるカーボンニュートラル化をさらに押し進めるものだ。

北米と欧州の商用バン市場において、すでにE-Transitはベストセラーとなっており、北米では2022年だけで約6000台が売れたと報告されている。

またDHLは、2020年代末までに配送車両全体の20%を電動化する目標を掲げており、すでに2万7000台のEV車両を導入している。そしてフォードも今回の契約に含まれる車両の最初の生産分をすでにDHLに納入しており、それらの車両はこのクリスマスシーズンに稼働し始めるという。

DHLの最高調達責任者Anna Spinelli氏は「物流におけるラストマイルの電動化は、DHLの事業を脱炭素化するための主要な柱だ。新しいフォード『E-Transit』を、すでにある約2万7000台の電動バンのグローバル艦隊に追加することで、世界中でグリーン配送サービスを提供する当社の能力がさらに強化される。われわれは物流固有の要件に対処するために協力し、運用とサービスの効率をさらに向上させていく」とコメントしている。

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