必ず発生、ラスボス以上に強力なバグ
Switch版『Star Wars: Knights of the Old Republic 2』にクリアできないバグ。修正準備中も時期未定
映画『スター・ウォーズ』を題材とするRPGゲーム『Star Wars: Knights of the Old Republic II: The Sith Lords(KOTOR2)』は、2004年にXbox向けに発売された人気タイトルだった。この名作ゲームがNintendo Switchに移植され、海外では6月8日に発売されたのだが、ゲーマーたちの間でゲームがクリアできないと話題となっているようだ。
そしてあるユーザーが「もう1週間も同じところでゲームがクラッシュして進行できない」と開発元のAspyrにTwitterで訴えたところ、Aspyrはあっさりとゲームにクリア不能なバグがあることを認めた。
オリジナルのXbox版だけでなく、PC版も発売時はバグだらけだった。とすれば、15年以上も経ってこの作品を現行世代のゲーム機に移植するにあたっては、さすがにデバッグはきちんとするものだろうと、消費者の立場からは思ってしまうものだ。まさかゲームを終えることすら不可能な、ラスボス以上に強力なバグを残したままリリースされるとは予測のしようもない。
ゲーム情報サイトのKotakuによると、このバグはストーリーの進行上、必ず通過しなければならない場面で発生し、ゲームがクラッシュする。その場面に至る前であれば、他の惑星に移動したり、オプション的なイベントをクリアしたりといったことはできる。ただ、パーティの構成を変えたり、カットシーンをスキップしたり、最初からやり直したりしても、問題の場面で発生するバグには誰も太刀打ちできないとのことだ。
Aspyrは、問い合わせたユーザーに対して「速やかに修正パッチを提供すべく取り組んでいる」と述べたものの、それがいつリリースできるかについては明言しなかった。ゲームを購入したプレイヤーたちは、そのパッチが届くのを待つ以外に術がないのが現状だ。
ちなみに、Aspyrは旧作ゲームを新しいシステムに移植するのを得意とするゲーム開発会社だ。最近はスターウォーズ関連タイトルをいくつもSwitch向けに移植しており、今年5月にはKOTOR2の前作『Star Wars: Knights of the Old Republic』の日本語化バージョンをSwitch向けにリリースしたばかり。いまのところ、こちらにはゲーム進行を妨げるようなバグの話は出ていない。
- Source: Aspyr(Twitter)
- via: Kotaku Game Rant