軽くて強度が高い素材
チタン製iPhoneやiPad、MacBookの噂が再燃。アップルが新特許を取得
アップルが、チタン素材のプロダクトに関する特許を再び取得した。これにより、チタン素材のiPhoneやiPad、MacBook登場への期待が高まっている。
チタン素材は軽量かつ強度が高いことから、腕時計などの精密機器や宇宙航空産業などで広く利用されている素材だ。アップルのスマートウォッチ「Apple Watch Edition」でもチタニウムケースのモデルが用意されており、さらに古くは、ノートパソコン「PowerBook G4」の2001年 – 2002年モデルでも、チタン合金が素材として採用されていた。
2019年にUSPTO(米特許商標庁)に出願され、今年5月に認可された特許「チタンパーツの表面テクスチャーについて(Textured surface for titanium parts)」。こちらでは加工が難しいチタン素材に、美しい表面仕上げを施すためのアイデアが説明されている。特許イラストにはiPhoneやApple Watch、iPad、MacBookらしきデバイスが記載されていることから、これらの製品へのチタン素材の採用が期待されているのだ。
アップルがこのようなチタン素材のプロダクトに関する特許を取得したのは、今回が初めてではない。2021年にも、チタン素材にブラスト加工仕上げを施すといった内容の特許が認可されている。
さらにiPhone Wiredによれば、2021年にはJPモルガン・チェースのアナリストが「2022年に発売されるiPhone 14 Proにはチタン合金素材が採用される」とのレポートを公開したと伝えている。同レポートでは、他のiPhone 14シリーズでは従来どおりのステンレス素材やアルミニウム合金が採用されるとも記載されているという。
iPhoneやiPad、MacBookにチタン素材モデルが登場すれば、さらなるハイエンドモデルとして人気が出そうだ。特許取得がそのまま製品投入に結びつくことはそう多くはないが、クールなチタン素材モデルの登場が期待される。