本日から早期アクセス開始

AmazonのAIアシスタント「Alexa+」ついに日本上陸。プライム会員なら無料

編集部:平山洸太

Amazonは、生成AI搭載のパーソナルアシスタント「Alexa+」を国内展開することを発表した。月額3,000円のサブスクリプションサービスとなるが、Amazonプライム会員は追加料金なしで利用できる。

「本当の意味で会話ができる」というパーソナルアシスタント。先行して米国で開始しているサービスが、ついに日本に上陸する格好だ。これにより、Alexaと自然な言葉で流れるような途切れない会話が行えるようになるという。会話を続ける場合の「アレクサ」というウェイクワードも不要。アシスタントの声も表現豊かで自然に進化した。

Echo、Fire TV、Fire TV搭載スマートテレビ(パナソニックとJVC)がサービスに対応する。10月29日から早期アクセスを開始し、新たに対応デバイスを購入したユーザーや、対応デバイスのユーザーを対象に順次招待を行う。早期アクセス中は無料で利用できる。

Amazon Alexaは2017年に日本でも開始し、9年間サービスを提供してきた。過去3年間では300億回近くのやり取りが行われ、スマートホームを操作するために26億回以上のアクションを実行したという。また、Echoデバイスを通して、5億2,000万時間以上(年数にすると6万年以上)の音楽が直近1年間で再生されたそうだ。

Amazon Alexaインターナショナル アジア太平洋地域リージョナルマネージャーのジャンマリア・ヴィスコンティ氏は、Amazon Alexaは開発当初から「世界最高のパーソナルアシスタントを作る」というビジョンがあったと説明。「当時利用可能な技術には限界があった」としつつ、技術の進歩によって「ついに現実のものになった」と力を込めた。

Amazon Alexaインターナショナル アジア太平洋地域リージョナルマネージャー ジャンマリア・ヴィスコンティ氏

Alexa+は既存のAlexaよりも賢くなっており、「阪神タイガースの主力選手は誰か」という説明に答えたり、「5歳の子どもに重力の仕組みを教えることもできる」という。冷蔵庫にある食材で作れるレシピを聞くこともできる。質問はAlexa+が覚えてくれるので、同じアカウントでログインした別デバイスから会話を続けることも可能だ。

パーソナライズにも注力しており、家族一人ひとりを認識し、それぞれが必要だと思う情報を提供できる。たとえばユーザーが低糖質の食事を求めていることを覚えていれば、提案してくれるレシピも低糖質のものになる。また、メールの文章を考えてもらい送信することもできるが、本人以外が送ってしまうこともないという。

また、日本に合わせて “ちょうどいいトーン” で応答できるように設計しているとのこと。日本らしいアシスタントにするため、カジュアルとフォーマルのバランスも取っているという。調整には技術面だけでなく、毎日取り組んでいる日本のローカルチーム、そしてベータプログラムに参加しているユーザーの協力も欠かせないとしている。

ヴィスコンティ氏は「アシスタントが本当に役立つためには、すでに使っているサービスと深くつながる必要がある」と説明しており、食べログ、Uber Eats、出前館、チケットぴあとの連携も順次提供していく。開発キットの提供により、これまで以上にデバイスを開発するメーカーが製品に連携しやすくなることで、「アレルギーが酷いな」と話すだけで空気清浄機が動くようになっていくそうだ。

また、アマゾンジャパン合同会社 バイスプレジデント プライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏は、Alexa+によって「Amazonのお買い物体験を大きく変えていく」と紹介。「いつも頼んでいるコーヒーがもうすぐ無くなる」「ヘッドホンが欲しいんだけど、価格がこのくらいになったら教えて」といったことが、会話で行えるようになるとする。

また、Amazon Prime Videoでは気分や好みにピッタリのタイトルを見つけやすくなり、Amazon Photosでは「2年前に家族旅行で沖縄に行ったとき、きれいな青い海を前に撮った写真を見せて」というように写真も探しやすくなるとのこと。このように、Alexa+によってプライム特典によるパーソナルな体験がより拡充されるとした。

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