スマホアプリで1,000名限定で体験
バルミューダ初のコンテンツサービス「Good Morning Radio」発表。The Clockで使えるパーソナルAIラジオ

バルミューダは、パーソナルAIラジオ「BALMUDA Good Morning Radio」を発表した。まずはβ版での提供予定となり、同社「The Clock」もしくは、アプリ「BALMUDA Connect」から利用できる。提供開始は、The Clockが11月2日10:00から、BALMUDA Connectが11月9日から(ただしアプリは抽選制)。
ユーザーの暮らしや興味に合わせて構成される、約10分間のラジオ番組。ニュースや居住地域の天気、興味・関心に合わせた話題など、日々に役立つ情報とともに、思いがけない話題や発見を届けるとしている。一人ひとりに合わせた内容を届けながらも、ラジオというメディアが持つ偶然の出会いを大切にしているとのこと。
なお、アプリにおける再生は、当面は1,000名限定の抽選制で行う。将来的にはより多くのユーザーが利用できるようになる計画だが、リソース等の都合もあり、徐々にリスナー数を増やしていくという。体験希望の応募期間は10月27日から11月3日まで、当選連絡は11月9日を予定する。

Good Morning Radioのプログラムは6種類で、これらを10分間にまとめてユーザーに届ける。具体的には、デイリーエピソード(今日という日にまつわる出来事や物語)、天気情報(天気情報やその人の服装などの提案)、主要ニュース(世界の主要ニュース)、パーソナライズニュース(カスタマイズされたニュース)、1分ストーリー(今日を少し楽しくする、思いがけない話題)といった内容となっている。
1分ストーリーは曜日ごとにテーマが決まっており、月曜日はレストランの一皿、火曜日は書籍、水曜日はマンガ、木曜日はレストランの一皿、金曜日は映画、土曜日は散歩道、日曜日は楽曲となる。

ラジオは24時までに設定された内容をもとに構成され、翌朝5時をめどに聴くことが可能。The Clockでは、上部のクラウンを長押しすることでラジオを再生できる。ラジオパーソナリティは、男性(中峰ダイスケ)と女性(鈴木ミナ)を選べるが、今後キャラクターが増えていくとのこと。
利用前にユーザーは、5つの項目を設定しておく必要がある。これは「パーソナル情報の欠片のようなもの」とのことで、あえて詳しく聞かない設計を採る。まず登録するのは、誕生年と性別、天気を知らせるエリアについては、出張に行く場合は前日に変えておくと、その情報を教えてくれるという。
興味関心は3つ以上を設定する必要があり、自然・科学、歴史・文化、テクノロジー、本・読書、アート・デザインなどが用意されている。加えて、個別のキーワードを10個まで選択もしくは入力することで、ユーザーの興味関心にあったカスタマイズニュースを届けられる。

代表の寺尾玄氏は、バルミューダはこれまで「人生を楽しむための道具を一貫して作ってきました」と説明。「自然の風を発生させられる扇風機」や「素晴らしいトーストが焼けるトースター」などを発売してきたが、「それが生み出して人が体験した時に出る効果。実際はコンテンツの方を作ってきたと私たちは考えている」と語る。

そこで「これまでと変わらず人生を楽しむための道具を作りたい」「皆様の毎日をもっと楽しいものにしたい」という想いから作ったのが今回のサービスとのこと。偶然の出会いがあり昔から続くラジオに、現代の技術であるパーソナライズを組み合わせることで、より自分に最適な確率が高い “偶然の出会い” を目指している。
寺尾氏は、「ラジオ番組が通じて行きたいレストランが増える。見たい映画が増える。週末に出かけたい場所が増える。その後の行動を変えるようなワクワクした出会い」をラジオで提供していきたいとコメント。ラジオをもとに行動することが良い思い出に繋がることで、「その人が人生を楽しむために役立つ道具」になれるとした。
パーソナルAIラジオと銘打っているが、コンテンツには人の手が多く関わっており、 “人とAIの協業” を掲げる。1分ストーリーは寺尾氏が書き上げたものも多いとのこと。ベースの台本を人間が作り、それをAIに真似をさせて「自分そっくりになるまで鍛えた」そうだ。開発者にも話を聞いたところ、多くのコンテンツで人間のチェックを行っており、かなりの労力がかかっているようだ。

なお、今回のラジオはThe Clockのために発案したものだという。朝起きたあとに何をしたいか考え、「自分の趣味嗜好にあったよりよい情報が降ってくるととても便利だな」と感じたことが開発の始まりだったとする。実際、寺尾氏はGood Morning Radioを聞きながらコーヒーを飲むのを毎朝の習慣にしているという。
今後は、「BALMUDA Radio Stationを今後立ち上げていきたい」と寺尾氏。現状は朝のみだが、1日中聴けるパーソナライズラジオを構想しているという。これまでハードウェアを主軸としてきた同社だが、寺尾氏は「Webサービスを組み合わせることで、独自の体験や独自の有益さをお届けできるのではないか」と語る。「その始まりとして、リスナーの皆さんと大事に育てていきたい」と述べ、「なるべくスピーディーに次の状態にサービスを進化させていきたい」と意気込んだ。

