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72歳男性、ポケカの店舗配送車にGPS追跡装置取り付け有罪に。不正に入荷情報得ようとしたか

ポケモンカードゲーム(略称「ポケカ」)は2026年に30周年を迎え、記念拡張パック「30th Celebration」は、発売に際して店舗に長蛇の列ができるほどの人気を集めている。その背景には、品薄の商品がフリマサイトやネットオークションなどで高値転売されるという状況もある。
これに先立つ6月、米オハイオ州で、72歳の男性がポケモンカードの配送員の車に追跡装置を取り付けたとして、第1級軽犯罪で有罪と判断されたと報じられている。
本件を扱ったウェイン郡地方裁判所の文書によると、オハイオ州メダイナ在住のケント・クバスタ(72歳)は、ポケモンカードの配送先や入荷時期を把握するため、同州ウースターのコレクターズアイテムショップ「Operation Fandom」付近に駐車していた女性配送員の車に、追跡装置を無断で取り付けたという。しかし配送員がこの装置を発見したことで、クバスタは逮捕されることとなった。
警察当局の宣誓供述書では、クバスタ容疑者は「後に、彼女のポケモンカードの配達場所を追跡するために、配送車に追跡装置を取り付けたことを認めた」とされている。また使用された追跡装置はSpyTec製のGPSトラッカーで、スマートフォンアプリを通じて位置をリアルタイムで確認できるものだった。
クバスタ被告は公判の罪状認否で「追跡装置またはアプリの違法使用」について不抗争の申立てを行ったという。これはつまり「自分が有罪とも無罪とも主張せず、検察側が示す事実関係に対し争わない」意思を示したということだ。量刑はまだ確定していないが、クバスタ被告には最大180日の禁錮刑および最大1000ドルの罰金が科される可能性がある。
米独立系ゲーム・インターネット関連ニュースサイトAftermathは、転売屋がポケモンカードの補充店舗を突き止めるため、配送員の車両にGPSトラッカーを取り付けているとの噂は何年も前からあったと述べている。
さらに現地メディアFOX 8がOperation Fandomのマネージャーを取材したところ、こうした入荷情報はオンラインでも見つけられる可能性が高いとの証言を得ている。FacebookやInstagram、Discord、TikTokなどでは、いつ商品が入荷するのかといった情報がすぐに共有されるという。そうした人々は店舗で働く人たちと話をして、情報を仕入れているとの趣旨も語られている。
つまり、クバスタ被告が求めていたような情報は、違法な手段に頼らずとも得られた可能性がある。今回の一件は、最大180日もの禁錮刑を科されるリスクを冒してまで違法行為に走らせるほど、ポケモンカードをめぐる争奪戦が過熱していることを象徴する出来事といえそうだ。
