それではいったんCMでーす…
マイクロソフト、ビデオゲーム内にテレビCMのように広告を挿入する特許出願

マイクロソフトは、プレイヤーのビデオゲーム体験を損ねることなく、ゲームの最中に広告を配信するシステムを開発している。
ゲームジャーナリストSikandar Mahmood氏が自身のニュースサイトRespawn Firstで報じたところによると、マイクロソフトの特許および技術移転活動を管理するMicrosoft Technology Licensing (MTL) は、PCゲームおよびゲームコンソールでのゲームプレイ中に、そのゲームの内容に近い広告を挿入して表示するシステムに関する特許出願を公開したという。
この広告システムと対応するゲームエンジンは、ゲームプレイのコンテキストを認識し、ゲームエンジンからのシグナルを利用することで、ユーザーのプレイを中断させない自然な停止ポイントで広告を配信する。
具体的には、まずゲームのプレイ開始から一定時間あるいは一定のゲーム内容が進行するまでは広告を表示せずに置き、その後はゲームエンジンがロード画面やカットシーンといったプレイ画面の移行時、クエストやミッションと呼ばれるストーリーの一単位が終了したときなどに、一時停止のシグナルを発信する。
次に、広告システムがそのシグナルを検出して、動画広告または静止画広告を配信し画面上に表示する、それが完了すると、ゲームエンジンは再びゲームプレイを再開し、再び一定期間のゲームプレイをプレイヤーに提供する。
なお、もしゲームエンジンがボス戦の最中など適切でないタイミングで一時停止シグナルを発したりすることがあっても、広告システムは画面上に一時停止状態が表示されるまでは広告を配信しないようになっているとのこと。つまり、プレイヤーがあと1回でも攻撃を受けるとゲームオーバーになるといった、ゲームに集中したい状況では、誤って広告に移行してしまうといった不具合は起きないということだ。
現時点では、この広告システムは特許出願が公開された段階であり、実際の特許取得にはまだまだ時間がかかる。すでにこの技術を実装したゲームがあるかどうかも不明だ。とはいえこの技術は、マイクロソフトが今後、基本プレイ無料のゲームの収益を最大化するために、どのようなことを考えているかを垣間見せるものと言えそうだ。
このシステムは基本無料プレイとして提供されるPCゲーム、Xboxゲーム、Xbox Cloud Gaming配信タイトルで使用される可能性が最も高いと、Respawn Firstは述べている。
- Source: USPTO(PDF)
- via: Respawn First
