酔い軽減は30人中20人に効果あり
アイオー、ゲームショウで「酔い軽減」機能を披露。5000ゾーンMini LEDや1000Hzなどコンセプト機も一挙展示

東京ゲームショウ2026が幕張メッセで開幕。17〜18日がビジネスデイ、19〜21日が一般公開となる。アイオーデータはゲーミングモニターを中心にブースを出展し、注目の最新機能や開発中の試作品などを展示している。
これまで同社はゲーミングモニターをGigaCrysta(ギガクリスタ)ブランドで展開してきたが、今年から3つのシリーズに分割してラインナップ。ブース内でも、ゲーム体験の “ファーストクラス” を目指す「GigaCrysta S」、迷わず選べる定番を目指す「GigaCrysta」、機能を絞ることで高性能と手が届く価格を追求する「GCF」の3シリーズがアピールされている。
ブース内で行われた発表会では、9月9日に「GD243UDシリーズ」にファームウェアアップデートで追加された新機能「酔い軽減アシスト」が紹介。同社でゲーミングモニターの企画を担当する柴田阿弓氏は、自身がゲームで酔いやすいことをきっかけに、「ディスプレイメーカーとしてなんとかしたい」と、酔いやすいユーザーのために開発したと話した。検証にあたり自分が酔う必要があったほか、同社にゲームで酔いやすい従業員が少なく、検証メンバーを集めることに苦労した、という裏話も語られた。

酔い軽減アシストは、ゲーム画面の上に動かない模様を表示させることで、“画面上は動いているのに身体は動いていない” という認識のずれを防止する機能。ゲームによってUIの位置が違うことから3つのパターンを選ぶことができ、カラーや表示する透明度もカスタマイズできる。なお、開発時には6パターンを試しており、そこから3パターンを抜粋したとのこと。

同社の検証メンバーでは、30人中20人(約67%)が本機能によって酔いを軽減できたとのこと。また、発表会に登壇したプロゲーミングチーム「マタギスナイパーズ」のCaitSith氏は「プレイしやすかった」とコメント。同チームのひろBoo氏も、想像以上に模様が気にならず「衝撃的だった」と話し、「FPSやられる方は絶対良い」と絶賛した。

ブースでは、発売に向けて開発中のモデルも参考出展。GigaCrysta Sシリーズ第2弾の「LCD-GDQ271ULAQシリーズ」は、320Hzの速さとMini LEDの美しさを追求したフラグシップモデルとなる。Clea AIM2、ナイトクリアビジョン2といった機能も搭載。ブラックとホワイトの2色で展開される予定だ。

もうひとつの参考出品となっているGCFXの新モデル「GDU271ADシリーズ」は、4K75HzとフルHD300Hzを切り替えられるデュアルフレームレート(DFR)に対応するモデル。Adaptive-Sync技術を搭載。こちらもブラックとホワイトが用意される。なお、価格は3万円台前半を予定しているとのこと。

さらに、5つの “コンセプトモデル” も展示。これらは発売が決まっていない “未来のディスプレイ” だとしており、ユーザーのニーズに応えながら求められるブランドを目指して開発を行っていくという。ゲームショウでユーザーからの意見を聞き、これからの開発に活かしていくために展示しているという。
コンセプトモデルでは、16型/WQHD/144Hzのゲーミングモバイルモニター、24.5型/フルHDの1000Hzモニター、DQHD/240Hzの49型湾曲QD-OLEDモニター、27型/5K/5000ゾーンのMini LEDモニター、そして27型/4K/240Hz/DSP搭載2ウェイ2.1chスピーカーのAIモニターを用意。このうちAIモニターは、AIによってPCの2K出力を4Kの高精細表示にできるそうだ。

