やっちまったな

VRヘッドセット「Steam Frame」レビュー動画がうっかり公開。コントローラーは乾電池式

多根清史

Image:Valve

ビデオゲーム配信プラットフォーム「Steam」の運営で知られるValveは、昨年11月にSteamOSを搭載するスタンドアローン型VRヘッドセット「Steam Frame」を発表した。しかしSteam Frameの発売日や価格はいまだ明らかにされていない。

一方、水面下ではその発売準備が進んでいるようで、Steamストアに専用の予約システムが追加されたとも伝えられている。

Steam Frameのようなハイテクガジェットは、マーケティングの一環として、予約受け付けの開始直後などに製品を事前に貸し出されたインフルエンサーらがレビュー動画を一斉に公開することが多い。

ところが、そのうちの1つとみられる動画が、情報解禁前にうっかり公開され、すぐに削除されたと報じられている。

その動画は、カナダの動画メディア企業Linus Media Groupが運営するYouTubeチャンネル「ShortCircuit」で、一時的に公開されていた模様だ。長さは17分26秒あるが、視聴できたのは削除されるまでのわずかな間だけだったという。しかし、そのわずかな間に何者かがこの動画を取得し、それがYouTubeSNSに拡散されてしまった。

Image:ShortCircuit/YouTube

流出したレビュー動画では、Steam Frameがかなり詳細に紹介されている。箱に何が同梱されているのか、コントローラーの外観や仕様はどうなっているのか、さらに初回セットアップの手順も説明している。また、ディスプレイ品質や視線トラッキング、外部ポート類、そのほか複数の機能についても取り上げている。

Image:ShortCircuit/YouTube

その他、動画には簡単な装着感や通信距離のテストも含まれているが、興味深いのは、Steam Frameのコントローラーに乾電池が同梱されていることだ。Valveは2019年に発売したVRヘッドセット製品「Valve Index」のコントローラーに充電式バッテリーを内蔵していた。なぜ充電式から乾電池式にバッテリー方式を変えたのかはわからない。

いまだ謎に包まれているSteam Frame本体の価格は、今回の動画でも明らかにされていない。その一方で、ヘッドセットとコントローラー用の追加ストラップをセットにした「Ergonomics Accessories Kit」は60ドルで、別売りになると述べられている。

Valveは最近、VR向けプラットフォーム「SteamVR Ver 2.17」を安定版チャネルで正式にリリースした。これは、上記の予約システムとみられる動きとともに、Steam Frameの発売が着実に迫っている可能性を強く示している。

ほかにも、VR関連の情報を専門に発信するYouTuber、Brad Lynch氏(Xのアカウント名:SadlyItsBradley)は、Steam Frameが9月中旬に登場する可能性があると示唆していた。まもなく、それが本当だったのか答え合わせができそうだ。

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