発売時期が明らかになる可能性は……?

テスラ新型Roadster発表イベントを10月1日開催。試作車発表からはや9年

Munenori Taniguchi

Image:Tesla

テスラは、新型スポーツEV「Roadster(ロードスター)」の発表イベントを10月1日に開催する。ウェブサイトの告知ページには、車名のロゴマークとイベント開始までのカウントダウン、そして、赤い2本のライン(テールランプ?)の上部にある4つのノズルからガスが吹き出しているかのような画像が描かれている。

イーロン・マスク氏はテスラRoadsterを最初に発表した当時、SpaceX開発のコールドガススラスターによって空も飛ぶと述べていた。だがこの画像のガスの出方だと、空を飛ぶのではなく、加速時に使われそうな雰囲気にも見える。実際にそれがどんな風に機能するのかは、発表当日になればわかるだろう。

8月中旬には、2015年から2018年の間テスラの社長を務めたジョン・マクニール氏が、Roadsterはすぐにも発表可能な段階に来ており、スラスターで浮上するデモンストレーションも行われる可能性があるとしていたが、そのデモは無人の車両を遠隔操作する格好で行われ、スラスターの騒音が非常に大きいため、観客は数百m離れた場所からしかその様子を見ることができないとされていた。

いまから9年前、2017年にプロトタイプとして発表されたRoadsterは、当時は価格20万ドル(ファウンダーズモデルは25万ドル)、最高時速は250mph(約400km/h)、0~60mph加速2秒未満、バッテリー航続距離は620マイル(約1000km)といった性能にで、2020年に発売予定とされていた。

しかし、その後発売予定は幾度も延期され、昨年11月にマスク氏が述べた最新の発売予定時期は「2027年か2028年」となっている。ただ、EV情報サイトElectrekは、すでにRoadsterは自動車開発プログラムとしての性格を失っているとし、今度のイベントも、Roadsterの発売時期を発表するというよりは、テスラとSpaceXを合併するために両社の関係性をアピールするためである可能性を報じている。

なお、マクニール氏は、ロードスターを浮上させるデモは、「テスラとSpaceXの将来を緊密に結びつけるための、おそらく隠されていない試み」だとし、両社が「おそらく近い将来に合併するだろう」との予測を示していた。

とりあえずは、10月1日のイベントで何があるのかに注目したいが、Roadsterに予約金を支払ってから9年間も発売を待ち続けている人々のことを、マスク氏やテスラが覚えているかどうかも気になるところだ。

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