開始価格は2000ドルで比較的安く抑えられる可能性
発表前の折りたたみiPhone用ケースが大っぴらに販売。一方名称は「iPhone Duo」、Apple Pencil対応との情報も

アップルはまもなく開催するイベント「おはよう世界。」で、同社初の折りたたみiPhoneを発表することが有力視されている。その衝撃を新鮮に味わいたいと、あえてリーク画像や噂話を遠ざけてきた人もいるだろう。もちろん、記事執筆時点でアップルが折りたたみiPhoneの存在を公式に認めたことは一度もない。
しかし、カナダのスマートフォン・ゲーム機用アクセサリーメーカーのdbrandが、公式オンラインストアで「iPhone Ultra」(通称、折りたたみiPhone)用と称するケースを、すでに多数ラインアップし販売している。
dbrandはモバイル機器向けのケースやスクリーンプロテクターを手がける大手メーカーで、ASUSの「ROG Xbox Ally X」のバンドル版にもハードカバーを提供している。そのため、アップルからiPhoneケース向けの設計情報をいち早く受け取り、新型iPhoneの発表に合わせてケースの販売準備を整えていても不思議ではない。同社はiPhone 17シリーズの発表直前にも、「新型iPhoneが自社製ケースに入った画像」を公開していたこともある。
またdbrandと同様、スマートフォンケースメーカーであるArmor-Xや、Gollira Casesも、すでに折りたたみiPhone用のケースを自社オンラインストアに掲載、販売を開始している。
興味深いのは、dbrandがこれまでのうわさに倣ってなのか折りたたみiPhoneのことを「iPhone Ultra」と記しているのに対し、Armor-Xは「iPhone 18 Fold」、Gollira Casesは「iPhone Fold」と、見事に呼び方がまちまちであるところ。もしかすると、ケースの設計データは受け取っていても、正式な名称は知らされていないか、お茶を濁すように言い方を変えているのかもしれない。
その折りたたみiPhoneだが、アップルの未発表製品の情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏は、Xへの新しい投稿では、この折りたたみiPhoneのことを「iPhone Duo」と記している。
もしかするとこれが正解なのかもしれないが、アップルのイベントで正式に発表されるまではあくまで名前候補のひとつとして受け止めておくのがいいだろう。ガーマン氏は他に、アップルが同スマートフォンの開始価格を2000ドルからに設定したと述べた。さらに発売は10月で、Apple Pencilに対応し、本体色はダークブルーとホワイトの2色展開になるとしている。
折りたたみiPhoneをめぐる噂は数年にわたって繰り返し報じられており、それらにまったく触れずに過ごすことのほうが難しかったかもしれない。確認できる範囲でも噂は2017年まで遡り、それ以降、折りたたみディスプレイのシワを軽減することなど、さまざまな技術的難所にぶつかったと報じられてきた。
ティム・クック氏は2020年頃、アップルのCEOとして中国やアジア諸国を訪問した際、現地で折りたたみ端末を使うユーザーが増えていることを目の当たりにし、折りたたみiPhoneの開発を加速するよう促したという。それ以前から、社内の開発チームは折りたたみスマホやディスプレイなど、関連技術や部品の研究を進めていたとのことだ。
そうした紆余曲折を経て、折りたたみiPhoneはようやく、日本時間2026年9月10日午前2時に予定されている新型iPhoneイベントで披露されるようだ。
初代の折りたたみiPhoneは、サムスンのGalaxy Z FoldやGoogle Pixel Foldに近い、横開きの大画面を備えるとみられている。閉じれば通常のスマホに近く、開けばiPad miniのような使い方ができるというものだ。OSについても、iPadに近い画面レイアウトやマルチタスクを意識した、iOSの改良版が採用されると予想されている。
以上、これらの情報はいずれも非公式のものにすぎない。アップルの正式発表で答え合わせできる瞬間を楽しみにしたい。
- Source: dbrand Armor-X Gollira Cases
- via: Engadget
