置いたまま変形できることが利点

VAIO、画面が反転してタブレットになるノートPC「VAIO T」発表

編集部:平山洸太

「VAIO T」

VAIOは、3つのスタイルに対応するノートPC「VAIO T」を発表した。受注開始は9月18日10時からで、VAIOストアでは9月30日、ノジマ店頭では9月22日から最速で受け取れる。カラーはファインレッドとファインブラックの2色。VAIOストア限定で勝色特別仕様も用意する。また、法人向けの「VAIO T work」も展開する。

左から、ファインレッド、ファインブラック、勝色特別仕様

ディスプレイ部分を反転させることで、ノートPCモード、タブレットモード、ビューモードの3スタイルが利用できる新モデル。同社は2024年11月にノジマ傘下となったが、今回のVAIO Tはノジマチームとして開発を行った第一歩になるとしている。なお、製品名のTはトリプルという意味。

タブレットモード
ビューモード

本製品では、マルチフリップ機構により、机の上に置いたままノートPCからタブレットに変化させることが可能。「スムーズに変化することこそ利点」だと説明しており、思考を遮ることなくタブレットとPCを切り替えられるとする。

回転させるためのヒンジには、ウレタン素材でできたシートヒンジを採用。過去に同様の機構を採用した「VAIO Z」のフリップモデルで実績のある素材だという。フリップによってLCDケーブルも屈曲することから、人の手によって2万回以上の屈曲試験を行うことで品質を担保した。

ディスプレイを反転させた裏側
シートヒンジとLCDケーブル

レバーではなくマグネットでディスプレイを固定させており、スムーズな切り替えが行えるよう、マグネットの取り付け位置や磁力バランスを最適化。天板は2つの部品で構成することになるため、2つが横に並んだ場合でも色味の違いが目立たないよう、色合わせ確認を行ってから出荷する。また、フリップ時には向きに合わせた画面回転とスピーカーの左右反転も行う。

2つの天板の色合わせにもこだわっている

ノートPCとしては、13.3型ワイド/WQXGA解像度のタッチパネルを搭載。AIノイズキャンセリングや長寿命バッテリー、厳しい試験(モバイルノート向け標準+MIL規格準拠テストを含む特別品質試験)といった、従来からのVAIOならではの特徴を継承する。

また、ウェブカメラで健康状態を測定する「VAIOウェルネスケア」(9月30日以降、ダウンロードにより配布)にも対応する。外形寸法は約312×224.6×14.6〜19.6mm。質量は約1.253kg〜(個人向け)、約1.299kg〜(法人向け)となっている。

CPUは、ノジマ向けモデルではCore Ultra 5 325のみ、VAIOストアではCore Ultra 7 356Hも選ぶことができる。最小構成の場合のメモリは16GB、ストレージは256GB(ノジマ向けは512GBが最小)。勝色特別仕様では、より高スペックなCore Ultra X7 358Hも選べるほか、隠し刻印キーボードも選択可能。

今回のVAIO Tは、従来の基幹シリーズとは異なり、これまでの進化の枠を超え新しいスタイルと体験を提案する「VAIO Nextシリーズ」として展開していく。VAIOではVAIO Tが「今後のAI時代に繋がるスタイルだと考えている」と説明し、今後も体験価値を広げていきたいとしている。

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