故スティーブ・ジョブズは初代iPhone発売時に「誰もスタイラスを望まない」と発言

折りたたみiPhone、ペン非対応か。「短いApple Pencil」試作も問題発生?

多根清史

Image:umitc/Shutterstock.com

7インチ以上の大画面を備える折りたたみスマートフォンは、タブレット的な使い方も可能であるためか、メーカーが最初から本体にスタイラスペンを搭載する場合がある。

たとえばサムスンのGalaxy Z Foldシリーズは、Fold3からFold6までのモデルでスタイラス(Sペン)に対応している。

そして、まもなく発表するとみられる初の折りたたみiPhoneでも、アップルは現行のApple Pencilより短い試作版のスタイラスがテストされていたと、BloombergのMark Gurman氏が報じた。ただ同氏は、このアクセサリーが実際に発売される可能性は低いと述べている。

Gurman氏によると、折りたたみiPhone向けのApple Pencil試作品は、iPad向けモデルよりも短いものがテストされていたという。そしてそれは、iPad用のApple Pencilと同じように折りたたみiPhoneの側面に磁力で装着・充電できる仕様だったとされる。

しかし、アップルのテストではいくつかの問題が浮上したという。まず折りたたみ端末では、開いた状態でApple Pencilを使わない場合、それを側面に取り付けたままだと邪魔になる。また、折りたたみディスプレイは繊細なため、スタイラスが柔らかい画面に跡を残す懸念もあったとGurman氏は説明している。

ちなみにサムスンは、Galaxy Z Fold7でスタイラス対応を省略し、Fold8でもSペンを復活させていない。その理由は、本体の薄型化・軽量化を優先するためにデジタイザー層を取り除いたためだと言われている。

デジタイザーとは、一般にアナログデータをデジタルデータに変換する装置を指す。Galaxy端末のそれは、スタイラスのペン先でポイントされた位置や、筆圧などを読み取り、デジタル信号に変換する専用の検知層だ。

また、人によっては、あると非常に便利なスタイラスだが、サムスン以外のメーカーの製品では採用がごく一部にとどまっていることを考えると、アップルがスタイラス対応にこだわらなくても驚きではない。

一方、スタイラスとは別に、情報の確度が高いとされる話題として、Gurman氏はアップルが「Apple Watch Series 12」向けに、ホワイトとダークグレーのセラミックケースをテストしているとも報じている。さらにソフトウェア面では、運動中やランダムなタイミングだけでなく、一日を通して心拍データを継続的に収集する機能もテストしているとのことだ。

これらの新機能に加えて、アップルはフィットネスおよびヘルスケアアプリを刷新し、他社スマートリング製品のWhoopやOura向けの人気アプリにも似たデザインに取り組んでいるという。

なお、Apple Watchの大幅なデザイン刷新は、2027年に実施される可能性が高いものの、2028年までずれ込むこともあり得る模様だ。

Apple Watch Series 12をめぐっては、iPhoneやMac向けにも展開される対話型アシスタント「Siri AI」の始動に合わせ、搭載チップの性能が大幅に向上するとのうわさもある。外観は大きく変わらないとしても、アプリの起動や操作がより軽快になるなど、使い勝手の改善には期待できそうだ。

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