まるで「純正品のような圧倒的な一体感」
BenQのモニターライト10周年。デュアルモニター向け「Max」とiMac向け「iScreenBar」登場

ベンキュージャパンは、2種類のモニターライトを発表。デュアルモニター環境向けの「ScreenBar Max」とiMac向けの「iScreenBar」を8月26日に発売する。
世界累計150万台、日本累計21万台を販売したモニターライトに新モデルが登場。同社モニターライト「ScreenBar」シリーズの登場から10周年を迎え、次の10年に向けた新モデルとなる。世界に先駆けて日本からの発表となった。
ScreenBar Maxは、デュアルモニター環境に対応したモニターライト。2画面分の広いワークスペースに均一に光を届けながらも、モニターへの映り込みを排除させている。24〜31インチのモニターが対応するとのこと。

135×58cmのワイドな照射範囲とBenQ独自の光学設計を実現。中央部の照度は1000ルクス、自動調光による明るさは平均700ルクスとなっている。光学設計には、従来から進化させた「ASYM TriZone Light」を採用する。色温度は2700〜6000K。
また、バックライト機能も搭載。BIAS-Light バイアス照明技術により、画面と背景の明るさを1:3〜3:1の快適な比率に調整できるとする。また、24GHzのミリ波レーダーによる自動点灯・消灯にも対応する。
本製品はモニターアームのように、机の天板(最大6cm)にクランプで取り付ける仕組みとなっている。6cm以上の天板には別売のベースを購入することで対応できる。カーブなどのあらゆるモニター形状に対応するため、スライド式の前後調整機構(10cm)を搭載。3段階の高さ調節にも対応する。

iScreenBarは、iMac専用設計のモニターライトで、まるで「純正品のような圧倒的な一体感」を実現したとアピールしている。従来モデルではグレーの本体カラーがiMacに浮いてしまっていたが、本製品によって「美しく調和」できるとする。

本体はアルミニウムの固まりからCNCによる削り出しで形作られている。発売時点ではシルバーのみだが、ブルーとグリーンの発売も予定している。

iMacへの取り付けには従来のクランプ式ではなく、マグネットによる接着によってクランプレスを実現。iMacの内蔵マイクを覆わない設計を採用。背面のアップルロゴを遮らないよう、ケーブルの配線をまとめるマグネットケーブルオーガナイザーも付属する。

照明には、iMac向けに最適化した「ASYM-Light for iMac」を採用。中央部の照度は1000ルクスを実現。環境光センサーによって平均500ルクスの照明を維持する自動調光にも対応する。色温度は2700〜6500K。こちらも24GHzのミリ波レーダーを使用し、より正確な自動点灯・消灯を実現。赤外線センサーで発生していた、クーラーの風などによる誤検知を防いだとする。
機能面では、表情を鮮明に映し出すというWeb会議専用モードを搭載。これはセンターの照明を消灯してサイドの照明を強化することで、クリアな映像を実現できるとするものだ。

また、iScreenBarアプリにより、macOSからの直感的な照明コントロールが可能。アプリの使用状況に基づいた自動的な調光に対応しており、たとえばSafariなどの使用時は集中できる昼光色、Apple TVやNetflixなどはリラックスできる電球色に調整できる。

BenQは2011年からフリッカーフリーやブルーライト軽減技術といったアイケアに力をいれてきた。そして、2012年にはLED証明事業を開始。2017年には世界初となるモニターライト「ScreenBar」の初代モデルを投入している。今回の新モデルにも、モニター製品で長年培ってきたアイケア技術が活かされている。
同社の照明事業部 事業部長のJC PAN氏が、スクリーン体験における照明の役割を解説。調査によると、69%のユーザーがデジタル眼精疲労を感じているとのこと。画面を見続けることで、目の疲れ、視界のぼやけ、頭痛など引き起こすという。そしてこの原因は画面ではなく、「不適切な照明こそが見落とされがちな要因の一つ」だそうだ。

理想的なスクリーン体験を実現するには、「照明はディスプレイそのものと同じくらい重要」だとJC PAN氏。しかし、2015年に同社が13名のヘビーユーザーを対象に行った調査では、従来のデスクライトは照射範囲が広く、画面への映り込みも大きく、ディスプレイの閲覧には適していないことが判明したそうだ。
JC PAN氏は「画面は自ら発光している。さらに光を当てる必要はない」と述べ、BenQのモニターライトは画面への映り込みを抑えつつ、作業スペースや背後の壁を照らすために設計していると説明。「周囲の明るさが画面と調和することで、画面作業にも紙の資料の閲覧にも適したバランスの良い照明」が実現できるとし、これが「眼の疲労を抑えることには重要」だと強調した。

こういった光を実現するために、BenQはプロジェクターで培ってきた、光をコントロールする技術を活用しているという。ScreenBarに関する特許は世界で66件、照明に関する特許は世界で100件以上取得。「ASYM-Light」「多曲率反射板」「BIAS-Light」「フルスペクトラムLED」「ウルトラワイド照明」といった機能を実現している。
またScrennBarのデザインは、デスクスペースを圧迫せず、スクリーン体験を妨げないミニマルなものを追求。「形態は機能に従う」「Less is More」といった、有名な建築思想も取り入れているとのこと。
これまでBenQでは、7種類のScreenBar製品を発売し、製品ラインナップを拡大してきた。そして10周年の節目となる今年は、2つの製品によって2つの新たな課題に応え、「再び大きな飛躍」を遂げていくとした。
