無印、Pro 2サイズ、折りたたみ
Google「Pixel 11シリーズ」4モデル発表。カメラ強化、発光機能「HiLight」など注目ポイント

Googleは、スマートフォン「Google Pixel 11シリーズ」を発表した。8月20日の発売を予定しており、ラインナップおよびGoogleストアの販売価格(税込)は以下の通り。
- 「Pixel 11」136,800円〜
- 「Pixel 11 Pro」174,800円〜
- 「Pixel 11 Pro XL」207,800円〜
- 「Pixel 11 Pro Fold」279,900円〜
いずれのモデルにも、プロセッサーには最新の「Tensor G6」を採用。ストレージは256GBからのスタートとなっている。RAMはPixel 11が12GB、Pixel 11 Pro/Pro XLが12GB(512GBモデルと1TBモデルは16GB)、Pixel 11 Pro Foldが16GBを搭載。Proモデルのメモリ(最小構成)は前モデルの16GBから減っているが、「ソフトウェアとチップの高速化により昨年よりもスムーズな操作」が行えるとする。

Tensor G6は、メモリ帯域幅が向上し、TPUの処理速度は50%向上。電力効率が最大20%向上しているほか、ウェブブラウジングは25%、アプリの読み込みは15%高速化している。カメラのアップグレードにも重要な役割を果たしているとのことで、ISPとカスタムアクセラレータによってポートレートモードのボケ効果を向上。夜景モードにおける写真撮影も最大4.5倍高速化している。
また、専用のセキュリティチップは「Titan M3 コプロセッサ」に刷新。量子コンピュータに対する将来の防御策も施しているそうだ。出荷時のOSはAndroid 17で、OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートは7年間提供される。また、全モデルでIP68準拠の防塵・防水性能を備えている。
カメラにおいては、新機能「カメラスタイル」によって、撮影時の雰囲気を4段階(オリジナル、ナチュラル、シャドー、バニラ)から選べるようになった。センサーレベルでルックアップテーブルの書き換えを行ったりしているそうで、シャープネスを控えめにしたい、暖色にしたい、といった要望にも応えられる。動画では、より手振れ補正を強化した動画手振れ補正 Proも利用できる。

さらに、とっておきの瞬間を逃さず捉えるという「マジックキャプチャー」も新たに搭載。撮影シーンの中から500フレームを分析し、最高のショットを自動的に選ぶという機能だという。トリミング、水平補正、ブレやボカシを除去するといった簡単な処理も自動で行える。またカメラアプリにはクリエイター向けの機能として、テレプロンプター、プロジェクトフォルダに直接保存する機能なども追加される。
キーボードアプリのGboardでは、AI音声入力が強化される。繋ぎ言葉(あー、えー等)を自動で除去することができ、自然に話すだけで正確な音声入力が可能。入力された文字に対して「英語にして」「箇条書きにして」といった調整も行える。

ほか、Gemini Intelligenceの新機能として、文脈に応じた先回り提案に対応するとのこと。たとえば、フライトの到着時間を聞く場合、質問に答えるだけではなくフライトの情報をまとめたカードを作成する。また、友人から勧められたレストランのURLにはマップのプレビューが表示され、カレンダーを参照して空き時間を提案してくれるとのこと。
Pixel 11

6.3インチのActuaディスプレイを搭載する通常モデル。カメラ部分は「カメラバー」のデザインを継承しつつ、厚みを40%削減することで「カメラバーの突起がほぼ消える」とアピールする。また、これまでレンズの周囲にあったガラスが、カメラバー全面を覆うように変化した。カラーはFrost、Hibiscus、Pistachio、Obsidianの4色。

カメラは3眼構成を採用しており、48MPの広角カメラ、10.8MPの5倍望遠カメラ、13MPのウルトラワイドカメラを搭載。インカメラは10.5MPでオートフォーカスに対応する。広角カメラについては、新たに大型のセンサーを採用し、光感度が56%向上。「光の少ない難しい環境でも驚くほど美しい写真」が撮れるとする。また、望遠レンズは新たに30倍の超解像ズームをサポートする。

バッテリーは30時間以上の駆動ができ、有線では30分間で55%まで充電できる。ワイヤレス充電は25WのQi2.2をサポートすることで、充電速度が25%向上している。
Pixel 11 Pro/Pro XL


Proモデルでは、6.3インチのPixel 11 Proと、6.8インチのPixel 11 Pro XLを引き続き用意する。2機種ともスペックは有線充電の速度を除いて共通で、異なるのは画面サイズのみとなっている。カラーはどちらも、Canyon、Fog、Olive、Obsidianの4色をラインナップ。このうちObsidianは、新たにオールマットの仕上げを採用した。


歴代のProモデルで最も優れた耐久性をアピールしており、カバーガラスのCorning Gorilla Glass Victus 2には耐傷コーティング加工を施し、Super Actuaディスプレイの耐傷性を2倍向上させている。耐落下性能や、防塵防水性能も備えている。
デザイン上では、Pixel 11と同様にカメラバーが全面ガラスのデザインに変更されている。そしてProモデル限定で、LEDライトにはカラーLEDを用いた「HiLight」を採用。端末を伏せて置いている際、このHiLightが点灯することで通知を知らせる。Gemini利用時に発光したり、連絡先に応じてカラーを設定したりといったことが可能。なお、前モデルにあった温度センサーは廃止された。

カメラは3眼構成を採用しており、50MPの広角カメラ、48MPの5倍望遠カメラ、48MPのウルトラワイドカメラを搭載。インカメラは42MPでオートフォーカスに対応する。広角カメラには新たな1/1.3インチでPixel史上最高のカメラ性能をアピール。望遠カメラのセンサーは1/1.95インチに大型化し、光感度を30%高めている。また、最大120倍の超解像ズーム Proを新たにサポートする。

バッテリーは30時間以上の駆動ができ、有線では30分間で55%まで(11 Pro)/75%まで(11 Pro XL)充電できる。ワイヤレス充電については、前世代ではPro XLのみ25WのQi2.2をサポートしていたが、新モデルでは2機種とも25Wの充電が行えるようになっている。
Pixel 11 Pro Fold

折りたたむと6.5インチ、開くと8インチの画面が利用できる、フォルダブル(横折り)タイプのスマートフォン。質量は239g、厚さは10.1mmとなり、前モデルから約10%軽く、1mm近く薄くなった。カラーはOliveとObsidianの2色を用意する。
前モデルから耐久性をさらに高めており、バックカバーはガラス複合素材を採用することで、ひび割れに強い設計を行っている。ヒンジも再設計しているなど、前モデルの3倍以上の強度によって「最も耐久性に優れた」折りたたみモデルだとしている。

ディスプレイは、内側も外側も20%明るくなったSuper Actua ディスプレイを搭載。ピーク輝度は3600nit。耐傷性と耐落下性を高めるために開発したセラミック製のカバーガラスを採用するほか、より厚みのある超薄型のフィルムによって折り目の耐性も高めたという。
バッテリーは24時間以上の駆動ができ、有線では30分間で50%まで充電できる。ワイヤレス充電は25WのQi2.2をサポートすることで、充電速度が20%向上している。内側のメインディスプレイのマルチタスク体験も高めており、アプリを吹き出しのように表示するといった新機能を搭載する。
カメラ部分のデザインも刷新し、細いベゼルが特徴の外見になった。カメラは3眼構成を採用しており、48MPの広角カメラ、10.8MPの5倍望遠カメラ、10.5MPのウルトラワイドカメラを搭載。インカメラは外側/内側とも10MPとなる。42MPでオートフォーカスに対応する。広角カメラは新センサーによって光感度を56%高めている。また、望遠カメラには最大30倍のズーム機能を搭載している。

