早くRAM価格が下がって欲しい

Steamで“最も人気のPC構成”が判明、GPUメモリは16GB、CPUのコア数は?

Munenori Taniguchi

Image:Piotr Swat/Shutterstock.com

ハードウェアが高性能になればなるほどソフトウェアの動作が重くなるというワースの法則は、ある意味PCゲームの世界では当てはまっている。過去10年間ずっとゲームをプレイしてきた人でもなければ、10年前のPCゲームと2020年代半ばのPCゲームのグラフィックにそれほど顕著な差はないと思うだろう。

もちろん、最新のPCに買い替えれば、ゲームプレイ時の画面解像度が1080pから1440pあるいは4Kに変わったり、レイトレーシング機能が使えるようになったりして、多少はグラフィックがきれいになったと感じることは可能だ。だが、満足いく速度でそれらの新しい機能を動かすには、結局、より高価なGPUやCPUを搭載するPCへの更新が必要となり、コストパフォーマンス的にはあまりよろしくない。

しかし2026年7月のSteamを対象とした調査によれば、PC(Winows、Linux、Mac合計)ユーザー全体のVRAM容量別シェアは、首位が16GBの25.9%で、2位が8GBの24.5%となった。これまではずっと8GBのGPUが首位だったため、16GBとの交代はある意味大きな転換点と言えるかもしれない。

Image:Steam

CPUのコア数に関しては、一時はインテルが毎年同じクアッドコアCPUをリフレッシュし続けていたものの、AMDの復活で業界全体がリフレッシュされ、Steamの最新データではいまや、4コアCPUは13.2%までシェアを縮小し、ユーザーの27.85%が8コアCPUを、27.52%が6コアCPUを使用していることが示されている。

なお、8コアCPUと6コアCPUのシェア動向としては、8コアが前月比で0.32%増加し、6コアが0.12%低下した。わずかな変化にも思えるが、AMDのRyzen 5800X3D、7800X3D、そして9800X3Dなどが8コア16スレッド仕様となっており、今回のシェア増加に貢献していると言えそうだ。

なお、6コアCPUと8GB GPUのシェア低下は昨年頃から傾向として現れてはいた。これはやはり処理が非常に重くメモリーも必要とするレイトレーシング機能が利用可能なゲームが増えたことも影響していそうだ。

また、パストレーシングと呼ばれる、より物理的に正確で、なおかつ非常に処理が重い光線処理の仕組みも一部のゲームで採用されはじめている。

いまはまだ、RTX 5060TiのようなVRAM容量8GBのGPUでも、その他の処理性能の高さでゲームを快適にプレイできているが、2~3年後に発売されるAAAゲームを快適にプレイするには、いまよりもVRAM容量の大きなGPUが必要になる可能性は十分にある。

最初に述べたとおり、この調査はあくまでSteamユーザーを対象としたもので、ゲーミングPC市場全体としてのシェアとはやや異なっている可能性がある。それでも、RTX 3060が依然として最も人気のGPUのひとつであることや、最新世代のRTX 5070のシェアが急増しているといったトレンドも知ることは可能だ。

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