シャワーとしても使える

ウルトラファインバブルで“優しく落とす”ハンディ高圧洗浄機。シャワーヘッド「ミラブル」の技術活用

編集部:平山洸太

「MIRABLE AQUABLAST MINI」

サイエンスは、ハンディタイプの高圧洗浄機「MIRABLE AQUABLAST MINI」のクラウドファンディングをMakuakeで実施している。8月17日のプロジェクト終了を前に、メディア向けの発表会が実施された。

本製品は、史上最小・最軽量だというハンディ高圧洗浄機。0.1μmのウルトラファインバブルを約1億3,000万個以上生成し、これによって水だけで消臭・除菌しながら強力洗浄が行えるとする。

通常価格は32,780円だが、20%オフの26,220円から応援購入が行える(税込・執筆時点)。まもなく3億円の支援金額を突破し、最終的には4億円に到達する見込みだという。カラーはホワイトとブラックの2色。谷村実業株式会社の家電ブランドT-PROFESSIONALとの共同開発製品となっている。

カラーは2色。持ち手は折りたたんで収納できる。なお製品版では、ブラックのノズルはグレーではなくブラックになるとのこと

電源はバッテリーで動作し、給水はペットボトル(500mL〜2L)を本体にセットするだけで行える。長時間利用したい場合はホースを接続することも可能。ノズルはワンタッチで切り替えることができ、角度を0°、20°、40°、ミラブルモードの4種類を選べる。高圧洗浄機ながらミラブルモードにすることで簡易シャワーとしても利用できる。なお、水圧は3段階。

4つのノズルが用意されている
ミラブルモードでは水が広がる

ミラブルモードはシャワーのような水流で、優しいながらも汚れを落とせる。どれくらいの優しさかというと、ゼリーにつけた絵の具を、ゼリーを傷つけることなく落とすことができるほどだ。塗装の剥がれやすいウッドデッキや、高圧に弱い外壁の目地、コーティングを施した車など、高圧をかけないほうがいいものの汚れを落とせるという点が、これまでの高圧洗浄機とは大きく違うポイントだという。

ゼリーの汚れを落とす様子も実演した

さらに洗浄するだけで消臭効果が得られ、菌や有機物も減少するとのこと。これにより、トイレ掃除、冷蔵庫内のトレー、ペットや赤ちゃん用品、キッチン周辺の洗浄除菌にも利用できるという。最大45度の温水に対応し、キッチンの油汚れなどにも効果を発揮する。

定格圧力は1.0〜1.5MPa、分間の定格吐出水量は2.0〜2.5L。バッテリーはUSB Type-Cによる充電式で、約2〜5時間の充電で約15〜30分利用できる(充電しながらの利用は不可)。折りたたみ時の外形寸法は180×69.5×103mm、質量は約0.86kg。洗剤をセットして泡を出せるようにするバブルボトルも付属する。

付属のバブルボトル
端子は持ち手の底に設けられている

発表会では、サイエンスの大槻氏が登壇し、ミラブルの核となるファインバブルについて解説。ファインバブルはマイクロバブルとウルトラファインバブルの2種類が存在するが、MIRABLE AQUABLAST MINIに使われるのはより泡の細かい後者だとする。

株式会社サイエンス 代表取締役専務 営業推進本部 本部長 大槻直史氏

ミラブルでは渦を巻くトルネードミストという特許技術を利用し、水を吐出する際に空気を取り込んでその場でファインバブルを作ることで、泡が供給しやすい状況を作っているという。また、水流が渦を巻くことで、洗剤を使わずに汚れを落とすことができ、油は乳化するように汚れが落ちていくとのこと。

サイエンスではウルトラファインバブルの汚れ落ちの良さを活用し、蛇口のホースに取り付けるような、掃除用の製品も開発してきた。「もっと汚れを落としたい」「傷をつけたくないけど汚れを落としたい」という要望があり、水道以上の圧力で汚れを落とせたら、という考えから開発をスタートしたそうだ。

シャワーヘッド「ミラブルEx」

そこで、既存の高圧洗浄機「MIRABLE AQUABLAST」が昨年10月に登場。売上好調ではあったものの、もっと手軽にというニーズが強くあり、「充電型でコードレスでペットボトルで出来るものが生まれたら良いんじゃないか」ということから本モデルに至ったという。

大槻氏は「継続的に喜んで頂ける製品づくりをしていきたい」と話し、「この先の商品も考えている」と説明。今後もウルトラファインバブルを活用した製品に取り組んでいくことを宣言した。