初代『アイドルマスター』も対応?

Xbox 360のゲームがまもなくPC向けに提供開始か

多根清史

Image:SJBright/Shutterstock.com

マイクロソフトは先日、初代Xbox向けゲームをPCでもプレイ可能にする計画を発表したが、水面下では、開発者がXbox 360向けゲームもPCへ展開できるようにする計画を進めていると報じられている。

The Vergeは、デベロッパー向けに共有された社内文書を入手したとして、この見通しを伝えている。それによると、Xbox 360向けゲームは次世代機「Project Helix」、「Xbox PC」、そして携帯型デバイス上で動作可能になるという。

マイクロソフトはすでに、HelixがPCゲームを実行できると説明している。そのため、旧世代XboxタイトルもPCで動作可能にすることで、デバイス間をまたいでゲームライブラリを利用できるようになる。

こうしたデジタルライセンスを整備することは、ディスクドライブを搭載しない将来のゲーム機への布石にもなる。ソニーはすでにゲーム用ディスクの終了を予告しており、マイクロソフトもそれに続く可能性があるとみられる。

デベロッパーは「後方互換にOpt-in(参加)」することでこの仕組みを利用でき、価格設定やGame Passへの提供可否も自ら選択できるという。この機能は2027年から2028年にかけて、「次世代デバイス全体」で段階的に展開される見込みとされる。

また、初代Xbox向けゲームのPC展開についても、正式提供は2026年10月を予定している。7月に発表された初期プログラムでは、対象タイトルはわずか4本だった。

今回の文書には、プレイヤーが所有している物理ディスク版ゲームをデジタル版として取得できる仕組み「ディスク・トゥ・デジタル(Disc-to-Digital)」プログラムについての詳細も含まれているという。その概要は次の通りだ。

  • Xbox OneまたはSeries X|S向けディスクを、ディスクドライブ搭載のXbox OneまたはSeries X本体に挿入すると、そのディスクとプレイヤーのアカウントに紐づいたデジタルライセンスが付与される
  • このライセンスは「ディスク」と「アカウント」の両方に紐づいており、ディスクが別の人に渡れば、ライセンスも新たな所有者へ移転する
  • つまり、中古売買や友人との貸し借りといった従来の利用方法は維持される一方、元の所有者はディスクを手放した時点で、そのディスクから取得したデジタル版を利用できなくなる
  • この仕組みのパブリックベータは2026年7月、一般提供は8月開始予定とされている

もっとも、The Vergeは、マイクロソフトが当初7月にXbox Insider向けのテストを実施する計画だったものの、ベータ版は延期されたと伝えている。8月の正式提供というスケジュールが現在も有効かどうかは不明である。

日本で注目を集めたXbox 360向けタイトルとしては、「鳥山明+坂口博信+植松伸夫」の組み合わせが話題となった『ブルードラゴン』や、初代『アイドルマスター』、弾幕シューティング『怒首領蜂最大往生』などが挙げられる。これらのタイトルがPCでもプレイ可能になるのか、今後の続報が注目される。

関連キーワード: