ブラックフラッグよりこちらをリメイクした方が良かったかも
ノーラン監督『オデュッセイア』にUbisoft便乗、『アサシン クリード オデッセイ』プレイヤー90%増

SFロールプレイングゲーム『Fallout』の例にもあるように、数年前に発売されてすでに人気も落ち着いていたゲームが、それを原作としたドラマや映画の公開をきっかけに人気を吹き返すことがよくある。だが、クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』は、時代背景以外は特に関係のないUbisoftの8年前のゲーム『Assassin’s Creed Odyssey』に新規プレイヤーを呼び込んでいるようだ。
Alinea Analyticsによると、『Assassin’s Creed Odyssey』のSteam、PlayStation、Xbox合計日次アクティブユーザー数(DAU)は、『オデュッセイア』の7月17日の劇場公開(日本では9月11日公開予定)から10日間で、12万2000人から23万3000人へ90%も増加したという。
機種別では、Xbox版のプレイヤー数が3万6000人から8万4000人へ2.5倍増(134%)と大きな伸びを見せたほか、PlayStation版も94%の伸び率、Steamはコンソール2機種に比べると落ち着いてはいるものの、それでも26%のプレイヤー人口増となっている。
これは映画による宣伝効果に加えて、Xbox Game PassやPlayStationのUbisoft+といったサブスクリプションにこのゲームが含まれていることが、大幅なプレイヤー人口の増加に寄与したとも考えられる(Steamは購入のみ)。そのため、売り上げの面でUbisoftにどれほどの恩恵があるかは未知数だ。
この背景には、映画の公開に合わせてUbisoftが(直接映画に言及していないものの)便乗するSNS投稿を行ったこともあるようで、この投稿は記事執筆時点で570万ビューをたたき出し、2.3万のいいねを稼ぎ出している。
冒頭に紹介した『Fallout』の場合も、Amazonプライムビデオでドラマ版『フォールアウト』の配信が開始されると『Fallout 3』と『Fallout 4』のアクティブユーザー数は数週間で225%増加したとされている。ただし『Fallout』はベセスダのトッド・ハワード氏が製作に加わっていることもあり、ドラマ配信に合わせて積極的なセールなどを行っていた。
これに対し、『Assassin’s Creed Odyssey』はノーラン監督の『オデュッセイア』とは全くの無関係であり、映画を観た人々が、古代ギリシアの雰囲気をゲームでも楽しみたいと思った結果、たまたまそこにこのゲームがあった、というのが実際のところかもしれない。
Ubisoftは2013年発売の『Assassin’s Creed IV Black Flag』を現行世代機向けにリメイクした『Assassin’s Creed IV Black Flag:Resynced』を発売したばかりだが、『Assassin’s Creed Odyssey』のResynced版をこのタイミングでリリースできていれば、セールス面でも大きな相乗効果を得られたかもしれない(無関係の映画をそこまで利用するのもどうかとは思うが)。
いずれにせよ、今回のリバイバルは、Ubisoftが次のResynced作に『Assassin’s Creed Odyssey』を選ぶきっかけにはなりそうだ。
- Source: Alinea Analytics
- via: Gizmodo TechNoid.gr
