カスタムマップ機能を悪用
1か月で1500万本売れた『めっちゃカメレオン』にマルウェア被害、現在は解決済み

発売からわずか1か月で1500万本も売り上げた人気のかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』が、ハッカーの標的にされた。またゲームのDiscordサーバーもハッキング被害に遭ったが、いずれも記事執筆時点で問題は解決している。
このゲームにはユーザーが作成したカスタムマップを読み込む機能があるが、ハッカーはこのマップデータの一部に、Dropper(ドロッパー)と呼ばれるマルウェアを仕込んでいたという。マルウェアを含むマップは、それにアクセスしたプレイヤーのPCに遠隔操作型マルウェアをインストールし、悪意ある者にリモート操作権限を与えるようになっていた。

ただ、マルウェアが仕込まれていたのがカスタムマップのデータで、ゲームそのものには問題はなかったため、ゲームの開発者は感染したマップをすべて削除した。また、ゲーム本体にもマップデータが悪意あるプログラムを実行できなくする修正を加えたバージョン3.1.0をすぐにリリースし、この時点で問題は解決された。開発者らはその後も、何もなかったかのように機能追加や不具合を改善してバージョンアップを重ねている。
開発者はSteamニュースハブへの投稿で、ゲームの安全性について「この問題は以前のバージョンで解決されており、マルウェアなどの無関係なファイルが実行されることはありません。これはSteamサポートにも確認済みです」と報告している。
なお、一連の問題を解決する過程で『めっちゃカメレオン』のDiscordサーバーもハッカーから攻撃を受けた。開発者は「悪意のあるMODマップの問題を調査し、修正していたところ、システムエンジニアのPCがマルウェアに感染しました」とし「ハッカーはこのエンジニアのDiscordの2段階認証(2FA)を回避し、サーバーの権限を乗っ取り、公式スタッフ全員をサーバーから追放しました」と報告した。
ただマルウェアに感染したPCは予備のテスト用マシンであり、ゲーム本体のソースファイルなどとは物理的に切り離されているため、ゲームには影響はないという。こちらも、Discord側と連絡を取り合って対応し、この記事執筆時点ではすでに復旧が報告されている。サーバーを乗っ取ったハッカーらのアカウントはすべてBAN済みとのことだ。
ちなみに今回のハッキング被害とは無関係だが、MetaのVRヘッドセットMeta Quest向けゲームとして『Meccha Chameleon VR』なるゲームが予約受付を開始しているのが発見されている。しかし『めっちゃカメレオン』開発者のひとりLEMORION氏は、このゲームはPC版しか販売されておらず、VRゲームについて「制作許可は一切出していない」と述べている。
