浴室で使えて画面が明るくなる?

次期iPad mini、ついに防水対応か。A19 Proと有機EL搭載で10月発売の噂

多根清史

Image:blackzheep/Shutterstock.com

アップルの次期iPad miniは、初めて防水対応となり、10月までに発売されると報じられている。

これは米MacRumorsが、これまでの噂をもとに伝えたものだ。同メディアが独自の情報源で裏付けを取ったのかどうかは明らかになっていない。

アップルの内情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は昨年、開発中の新型iPad mini向け筐体がiPhoneと同等の防水性能を備え、浴室やプールサイドなど水濡れのある環境でも気軽に使えるようになると報じていた。現行のiPadには公式な耐水等級を備えたモデルは存在せず、アップルも現行モデルを水に濡らしても安全とは謳っていない。

これを実現するため、アップルは振動技術を活用した新型スピーカーシステムを開発しており、従来のようなスピーカー穴をなくすことに成功したという。音は筐体の平面を振動させて発生させる仕組みで、水やホコリが侵入する開口部そのものをなくすアプローチである。iPhoneはスピーカー開口部などを防水ガスケットで密閉しているが、それとは構造自体が異なるという。

アップルは以前からこの技術の開発を進めてきた。2014年に取得した特許「機械的に駆動するパネル音響システム」では、平らなパネルを振動させて音を発生させることで、スピーカーグリル自体を不要にする仕組みが説明されている。

Kindle PaperwhiteやKobo Libra Colourなどの電子書籍リーダーは、水没に耐えられる等級を備えている。iPadもこれに追いつけば、浴室やプールサイドなど利用できる環境の幅が広がると期待される。

最近Gurman記者は、アップルが新型iPad miniを10月までに発売する予定だと述べた。韓国メディアETNewsも6月、Samsung Displayが同製品向け有機ELパネルの量産を開始したと報じており、10月発売説を裏付ける材料となっている。

このほか、次期iPad miniはiPad Proに続いて有機ELディスプレイを採用するiPadシリーズになる見通しだ。iPad mini(第7世代)の液晶ディスプレイよりも高いコントラスト、真の黒表示、優れた電力効率を実現するとされる。一方で、画面リフレッシュレートは60Hzにとどまり、ProMotion(最大120Hzの可変リフレッシュレート)には対応しないとの噂もある。

さらに、Gurman記者は「大幅なプロセッサの飛躍」も実現すると述べている。実際、アップルが誤って公開したコードからは、iPhone Airで採用されるA19 Proチップが示唆されていた

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