SSDが高騰しているなかでは困りもの
Windows 11にストレージを異常消費するバグ。500GBまで肥大化していた報告も

Windows 11の不具合により、特定のフォルダーが異常に肥大化して大量のストレージ容量を消費し、極端なケースでは500GBまで膨れ上がっていたことが報告されている。
原因となっているのは「CapabilityAccessManager.db-wal」というファイルである。Capability Access Managerは、アプリへの権限付与を管理する機能で、アプリに位置情報を提供したり、PCのカメラ使用を許可したりする役割を担う。CapabilityAccessManager.db-walは、その書き込みログ(WAL)ファイルである。
Windows Latestによると、このファイルは大きくなることがあるものの、通常は数MB〜数十MB程度に収まる。検証環境ではフォルダー全体が約4MB、当該ファイルは約1.6MBが「正常値」とされており、約500GBものストレージを消費することは明らかに想定外の動作である。
原因は、2026年2〜3月頃に配信されたWindows 11の更新にあるとみられている。この更新により、OSが権限関連のイベントを繰り返し記録し続ける一方で、WALの内容がメインのSQLiteデータベースへ適切にマージ・圧縮されず、その結果としてファイルが肥大化するという分析だ。
マイクロソフトは当初、この問題をユーザー向けの「既知の問題」として、公式のKnown issuesダッシュボードに公開していなかった。そのため、どの程度深刻なバグなのか、どのような症状が出るのかといった説明も行われていなかった。
しかし、ユーザーからのフィードバックやWindows Insiderでの報告を受けて問題が顕在化し、2026年6月29日に公開したWindows 11 KB5095093(6月のオプション更新)のリリースノートへ「Storage: CapabilityAccessManager.db-walファイルのディスク使用量を改善」と追記した。これにより、少なくとも同ファイルの異常なディスク使用について改善を図ったことがリリースノート上で確認できるが、バグの詳細や影響範囲については依然として十分に説明されていない。
このKB5095093を手動でインストールするか、2026年7月の「Patch Tuesday(定例更新)」を適用すれば、このストレージ肥大化バグは修正される見通しである。
なお、CapabilityAccessManager.db-walファイルを含むフォルダーを削除することも可能だが、慎重に行う必要がある。一部のユーザー報告では、ファイルだけを削除したり、誤った項目を削除したりした結果、PCのWi-Fi接続が機能しなくなったケースもあるとされている。
自分のPCが影響を受けているかどうかは、「設定」→「システム」→「記憶域」→「その他のカテゴリを表示」→「システムと予約済み」→「システムファイル」から確認できる。ここが50GB〜100GBなど、明らかに大きすぎる容量になっていれば、このバグが発生している可能性が高い。
もっとも、PCが正常に動作しており、日常的な作業に十分な空き容量があるのであれば、慌てて対処する必要はない。不用意な操作は別のトラブルを招く恐れもあるため、多くのユーザーは7月の定例更新を待つのが無難だろう。
- Source: Windows Latest Microsoft
- via: Windows Central
