今後960ドルよりはるかに高額になる可能性も
PS6の部材コスト960ドル到達か、メモリ高騰で20万円級も現実味

ソニーが開発中と見られる次世代据え置きゲーム機「PlayStation 6(PS6)」の部材コストが、2026年6月時点で960ドルに達していると著名リーカーが主張している。もし同社が赤字販売を避けるのであれば、PS6の価格はSteam Machineと同程度の20万円前後になる可能性がある。
ゲームハード関連のリークで一定の実績を持つKepler_K2氏によると、今年3月時点では約760ドルだったBoM(Bill of Materials/部品表)が、わずか数か月で200ドル上昇したという。これは、おそらくRAM(メモリ)やNAND(ストレージ)の価格高騰を反映したものとみられる。
さらに、複数のテック企業や業界アナリストは、AIデータセンター需要を背景にRAMやNAND価格は今後も急騰し、天井が見えない状況だと警告している。つまり、PS6の部材コストは今後も上昇を続け、1000ドルを大きく超える可能性は十分にある。
たとえば、ジェフリーズ・エクイティ・リサーチ(米投資銀行ジェフリーズの株式調査部門)は、2026年後半にメモリ価格が急騰するとの予測を公表している。2026年第3四半期(Q3)にはDRAMとNAND価格が前四半期比で40〜50%上昇し、続く第4四半期(Q4)も30〜40%上昇する見通しだ。これを掛け合わせると、Q2(6月現在)比で最大約2.1倍まで値上がりする計算となる。
これまでソニーをはじめとするゲーム機メーカーは、ソフトウェア販売やライセンス収入で利益を回収することを前提に、本体を赤字で販売するケースが一般的だった。実際、最近開催されたソニーのゲーム&ネットワークサービス部門の質疑応答では、参加者から「次世代ハードのコストをソニーが補填するのか」との質問が寄せられた。これに対しソニーは、「大幅な赤字」でハードウェアを販売する計画はない一方、「市場の動向を注視している」と回答している。
PS6の発売時期は早ければ2027年末と噂されているが、それまでにRAMやNANDの価格も上昇し続ける可能性が高い。そうした状況を踏まえると、PS6の価格が1,000ドルを下回ると考えるのは現実的ではない。それどころか、1,000ドルという価格設定ですら最良のシナリオになる可能性もある。さらに円安が進めば、日本では普及が見込めないほどの超高額になることもあり得るだろう。
- Source: ResetEra
- via: Insider Gaming Tom's Guide
