MacBook Neoをゲームのために買った人はどれぐらいいますか
MacBook Neoは「人気ゲームの75%がプレイできない」とAMD主張

2026年、最も人々の注目を集めているノートPCはMacBook Neoで間違いないだろう。
アップルが発売したこの薄型ラップトップは、iPhone向けに開発されたA18 Proを搭載し、RAM容量の選択肢が8GBしかないなど、スペック的にはかなり割り切っているが、価格も599ドル(日本では9万9980円)からと思い切った設定であるうえ、購入者による評価も上々で、発売以来大きな人気を獲得・維持している。
ところが、老舗チップメーカーのAMDは、同社のRyzen 200シリーズ搭載のノートPCを比較対象に持ち出し、飛ぶ鳥を落とす勢いのMacBook Neoを揶揄している。
AMDの主張は「トップ20のPCゲームのうち15本はMacBook Neoではネイティブで動作しないが、AMD搭載のシステムなら膨大なゲームライブラリにアクセスできる」というものだ。
AMDが例に挙げたのはRyzen 5 220を搭載したHP OmniBook X Flipだ。このPCはパフォーマンスコア2基と高効率コア4基を搭載し、合計12スレッドで動作する。統合グラフィックはRadeon 740Mで、これは決して最強のノートPC用GPUではないが、設定を下げることで、数年前のゲームを十分なフレームレートで動作させることはできる。

そして、AMDが言うように、このチップなら少なくともトップ20の人気ゲームを動作させることはできるだろう。ただ、それは性能の問題ではなく、x86アーキテクチャーのチップでWindows OSを動かしているからだ。
PC用ゲームのほとんどは、基本的にWindows向けに作られている。Steam Deckなど一部のマシンでは、Windows OSではなくLinuxベースのOSを採用するが、ソフトウェア互換レイヤーを用いてWindowsゲームを動作させている。
一方、MacBook Neoが搭載するのはA18 Proチップであり、macOSだ。このOSにはリアルタイムレンダリングを可能にするMetal APIなどがあり、macOSに対応するゲームではかなり良好なパフォーマンスを引き出すこともできる。
ただ、Macは学生やクリエイティブ系のユーザー層が厚い。近年はAppleシリコンの性能向上によって本格的なゲームを動かすことも可能になってきたとはいえ、全体としてゲーム需要はそれほど高くはなく、ネイティブで動作するゲームもまだまだ少ない。その点では、トップ20の人気ゲームのうち5つしか動かせないというAMDの主張は特に誤ってはいない。
とはいえ、RAM価格の高騰が続くなか、ノートPCには少しでも低価格で、なおかつ十分な性能を発揮することが求められている。MacBook Neoはまさにそのようなニーズを捉えたことで、高い評価を得ている。
要するに、いまノートPCを買う必要があり、さらにそれでゲームもプレイしたいのなら、MacBook NeoよりもAMDやその他のチップやより容量の大きなRAMを搭載するマシンのほうが適している可能性は高い。だが、ゲームが重要でないのならMacBook Neoでも十分だろう。
- Source: AMD
