日本の睡眠時間は「世界で最も短い」レポート公開

スマートリング「Oura Ring 5」登場。40%小型化で細く薄く、精度もバッテリー持ちも向上

編集部:平山洸太

「Oura Ring 5」

Ouraは、新たなスマートリング「Oura Ring 5」を6月5日に発売する。サイズは6〜13号。価格は仕上げによって異なり、ベース色のシルバーとブラックが65,800円(税込)。プレミアム色のゴールド、ステルス、ブラッシュドシルバー、ディープローズが81,800円(税込)となる。

スマートリングのパイオニアとなるOuraから、サイズが40%コンパクトになった新世代モデルが登場。「もっと小さく」というユーザーからのフィードバックを受け、取得できる信号品質やバッテリーを犠牲にすることなく、小型化を実現できたとしている。なお、前世代の「Oura Ring 4」は販売を継続する(価格は52,800円・税込から)。

初代からの第4世代までの変遷

フィンランドで創業、現在はサンフランシスコに本社を置く同社では、「人々がより長く生きられるだけでなく健康に生きられるように包括的なアプローチ」を追求している。世界150以上の国と地域にて、4000以上の販売拠点で展開。2025年の売上は10億ドルで、前年比100%の成長を実現している。また、有料メンバーは世界で500万人を突破した。

世界で最も大きい独立系ウェアラブル企業になったとのこと

病院では指に装着するパルスオキシメーターで心拍数や血中酸素濃度を計測するが、スマートリングも同様に指で計測することで「手首よりもより強く明確なシグナルを取得できる」と、同社バイスプレジデントのジョージ・アボット氏は説明。さらにOura Ringは目立たず快適であるため、24時間の計測が行えるとする。実際、ユーザーは平均23時間着けているというデータがあるそうだ。

新モデルでは、前世代の「Oura Ring 4」の幅7.90mmから、幅6.09mmに細くなった。厚さについても、2.88/3.51mmから2.28mmと薄型に。小さくしつつもバッテリーを犠牲にしておらず、前世代の5〜8日間(サイズによって日数が異なる)を6〜9日間に延長した。100mまでの防水性(10気圧)も備え、サウナを含めた “日常生活の全て” に耐えられるように設計しているという。

新モデルでは大幅に薄く軽くなった

さらに、最大4倍強力なLEDを組み混むことで、より優れた信号と精度を実現している。これにより、より薄くなっているにもかかわらず、ウォーキング、ランニング、サイクリング中であってもより信号を明確かつ安定させたそうだ。また、信号経路を12本に増やし、あらゆる指のタイプや肌のトーンに置ける測定精度を高めたとのこと。

測定の精度も高めている

Ouraでは、リングがジュエリーとして生活に溶け込むことも目指している。全ての仕上げで耐久性が高く傷に強いチタンを採用。高耐久PVDコーティングによって耐傷性も高めている。カラーも調整し、ゴールドは本物のゴールドにより近い色合いに変更。新色として、 “リッチなコッパーローズカラー” のディープローズも追加した。

全部で6種類の仕上げを用意する

新たな機能として、デバイス探索機能「場所の特定(ロケート)」を搭載。デバイスの追跡やアプリ内検索モードも利用できる。なお、新モデルだけではなく「Oura Ring 2」以降のモデルが対応する。また全世代のOura Ringを対象に、ユーザーが時間枠を指定してデータ削除できるようになり、長期的なパターンを失うことなく機密性の高いデータのみ消すことが可能になった。

アクティビティのペースや移動距離をリアルタイムで確認できる「ライブアクティビティ追跡機能」にも対応。ランニング、サイクリング、筋力トレーニングなどが対応する。サードパーティ製の心拍計や対応デバイスと接続することで、心拍数をリアルタイムで確認することも可能。

リアルタイムでペースと距離を表示できる

女性に向けた新機能として「更年期インサイト」にも対応し、更年期への移行期が日常生活へ与える影響を把握・可視化できるようになったという。同社が開発した「更年期影響尺度」により、睡眠、気分、認知、日々の機能といった質問を行い、どれほど強く影響を与えていると感じるかを把握しやすくするという。

「更年期インサイト」に対応

そのほか、ホルモン避妊法やホルモン療法を利用しているメンバーに向けた「ホルモン避妊インサイト」という機能も搭載。ホルモン接種日と非摂取(休薬日)で生体情報がどのように変化するかを可視化できるという。ピル、パッチ、リング、IUD、すべての主要な方法に対応するとのこと。

別売オプションとして、最大5回分のリングの充電が行える「充電ケース」も用意する。ケースの外観にはサンドブラスト加工と陽極酸化処理を施したアルミニウムを採用。側面に充電レベルインジケーターを備え、ワイヤレス充電にも対応している。前述のデバイス探索機能もサポート。

充電ケース

さらに発表会では、日本における5000名以上のユーザーから取得した、2024年10月から2025年9月のデータに基づいたレポートも公表。日本の睡眠時間は「世界で最も短い」という6時間23分で、最も長いニュージーランドの7時間11分よりも1時間近く短いとした。

また、平均就寝時刻は0時16分で、世界で2番目の遅さであるとのこと。世界ではこれを補完するために遅く起きている国もあるそうだが、日本は平均起床時刻が7時33分と早いという。また、クロノタイプは夜型が多く、37.12%が夕方型(世界第2位)、15.75%が夜型(世界第3位)、5.3%が深夜型(世界第3位)になっているとのこと。

日本人は世界で最も睡眠時間が短いという

この睡眠時間の短さが睡眠の質に影響を与えており、レム睡眠と深い睡眠に費やす時間が比較的に短いという。レム睡眠は83分、深い睡眠は70分であり、これは世界で2番目に短く、世界平均より約10分短いそうだ。入眠潜時は世界最短の16分となり、睡眠不足によって睡眠への欲求が溜まっていることも示された。

日本人は睡眠時間が短いことから、レム睡眠や深い睡眠も短い

一方で、1日あたりの回復状態は世界最高の64分を記録。1日あたりのストレス状態についても、世界で最も短い91分となっている。なお、平均昼寝時間は51分で、これは世界第3位。また、日本でも世界的な傾向と同様に女性の方が睡眠時間が長く、日本では女性が6.33時間、男性が6.18時間となっている。

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