そんなことある?
未発表「Pixel Watch 5」を海中で拾った? 人気ゲーム『ボーダーランズ』開発元共同創業者が持ち主探す

人気FPSゲーム『ボーダーランズ』シリーズを開発するGearbox Softwareの共同創業者ランディ・ピッチフォード氏は、5月31日に友人がスキューバダイビング中に海中から「Google Pixel Watch 5」と記されたスマートウォッチを発見し、それを受け取ったとXに写真付きで投稿した。
たしかに、投稿に添付された写真には「Google Pixel Watch 5」の文字が確認できる。だが、Googleは記事執筆時点ではPixel Watch 5を発表しておらず、当然ながら一般の人はまだそれを入手することはできないはずだ。
同氏によれば、海中に沈んでいたにもかかわらず時計の状態は悪くなく、そのデザインはPixel Watch 4との共通点がある。電池残量はゼロであるように見えるものの、時刻表示は可能なようだ。ピッチフォード氏は、心拍センサーと超広帯域チップの搭載についても言及している。
ただ、どうしても解せないのは、未発表の最新スマートウォッチがなぜ海中で見つかったのかという点だ。もしそのデバイスが本物のPixel Watch 5だとしたら、過去に例をみない新製品情報の、まさに「流出」ということになる。
スマートフォン情報サイトのGSMArenaは、この写真からIP68の防水・防塵性能を含むいくつかの仕様を示す刻印があることを指摘し、さらに心拍センサー、UWBチップ、脈拍センサー、皮膚温度トラッキング機能が搭載されていることもわかると述べている。さらに現行モデルのPixel Watch 4とは若干の違いもあり、本物のPixel Watch 5である可能性もあるとしている。
ピッチフォード氏はXへの投稿で、この未確認スマートウォッチの持ち主を探す意向を述べ「どうやって帰せば良いか教えて欲しい」と67万人のフォロワーに呼びかけた。すると、驚くことに最初の投稿から数時間後、同氏は「持ち主に連絡が取れて返却の手配ができた」と報告した。
ますます、これはGoogleによる巧妙なマーケティングの一環なのではないかという疑念もわいてくるところだが、記事執筆時点ではそれ以上の情報はない。ピッチフォード氏は「もし自分のものではないものを見つけたら、その親切を次の人に繋げるつもりで、持ち主に返してあげてください」と、返却の報告に道徳心溢れるコメントを添えた。

なお、この件に関する(主にゲーマーたちの)反応は、ピッチフォード氏による狂言であるとの見方が強い。少なくとも、Googleが何らかのマーケティングのためにピッチフォード氏を選ぶとは考えにくい。ただ、ほとんどの人はこの出所不明のPixel Watch 5がAI生成や加工された画像ではなく、実在すると信じているようだ。
ちなみに、Googleは例年8月~9月に開催する新製品イベントでPixelデバイスを発表している。海中から拾い上げられたスマートウォッチについての真相は、遅くともそのときには明らかになるはずだ。
