オジャイではありません

Waymo、専用設計の新ロボタクシー「オーハイ」を米国内3都市でデビュー

Munenori Taniguchi

Image:Waymo

米国の無人ロボタクシー事業者として抜きん出た感のあるWaymoは、サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスの配車サービスに、無人ロボタクシー向けに新たに設計した自動運転車両「Ojai」を投入した。

Ojaiと書いて「オーハイ」と読むこのクルマの名称は、カリフォルニア州にある地名にちなんてつけられた。この車両が搭載するWaymoの第6世代「Driver」自動運転ハードウェアは、第5世代システムに比べセンサー数を42%削減(カメラは29個から13個へ、LiDARは5個から4個へ、レーダーも削減)して簡素化しつつ、機能的には向上したという。Waymoは第6世代Driverハードウェアのコスト目標を1台当たり2万ドル未満に抑えたい模様だ。

Waymoによると、Ojaiでの配車サービスは、当初の3つの市場に加え、今後数か月でデンバー、ラスベガス、サンディエゴなどへサービスを拡大、年内にはさらに新たな都市への展開も予定しているという。特に、第6世代Driverハードウェアは積雪の多い都市部にもサービスを提供可能だとしており、すでにシカゴなどでは、事業基盤の構築を進めているとのことだ。

OjaiはWaymo初の専用設計ロボタクシーで、既存の乗用車を改造するのではなく、乗客を第一に考えた車両としてゼロから設計されたという。

なお、Ojaiの車体は吉利(Geely)傘下のZeekrが製造し、アリゾナ州にあるWaymoの向上で第6世代Driverハードウェアを組み込む。この工場は現在生産設備の増強を図っており、ヒョンデのIONIQ 5の生産も予定されているという。

Image:Waymo

乗客目線で見れば、Ojaiのサイドには車体前後方向に開く2枚のドアがあり、そこから車内にアクセスすると、低く完全フラットな床面が乗降しやすさをサポートしつつ、内部が広々と感じられるようになっている。

座席に着けば、3つの大型LEDスクリーンが備え付けられており、乗客自ら空調操作やオーディオ再生と言った快適装備を制御可能になっている。もちろん、カップホルダーやUSB充電ポートも備えており、点字表示やシート一体型の手すり、スクリーンリーダー機能などが視覚的な障害をもつ乗客にも扱いやすさを提供する。

Waymoはこれまでに11都市へサービスを展開し、2000万回以上の乗車走行を提供してきた。そして年間数万台の生産も視野に入れた工場で専用車両が生産を開始すれば、Waymoはさらに米国内のロボタクシー市場を牽引していくことになりそうだ。

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