独自バッテリー技術「Neo Lithium-ion Battery」

“Anker史上最高の安全基準”のモバイルバッテリー。マグネット充電対応「Nano Power Bank(MagGo, Plus)」

編集部:平山洸太

「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」

アンカー・ジャパンは、Anker史上最高水準の安全性を追求したという独自バッテリー技術「Neo Lithium-ion Battery」を発表。この技術を搭載したマグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」を5月27日に数量限定で発売する。価格は11,990円(税込)。

Neo Lithium-ion Batteryは、バッテリーセルの内側から製品の外側まで、あらゆる方向からAnker史上最高の水準で実現するというもの。この考えを採用した第1弾製品が「Nano Power Bank(MagGo, Plus)」となる。まずは数量限定で予約販売を実施し、夏から一般販売を行うとのこと。

「Neo Lithium-ion Battery」

Nano Power Bank(MagGo, Plus)はスマートフォン約2回の充電に対応する、マグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリー。ワイヤレス出力は最大15W。最大30W出力のUSB-C出力も搭載する。なお、合計出力は最大17W(USB-C最大17W/ワイヤレス最大5W)。容量は10000mAh。

「Nano Power Bank(MagGo, Plus)」

Neo Lithium-ion Batteryでは、不純物を徹底的に排除したバッテリーセルを採用。電極と電解液において製造過程で混入する不純物が発火・発熱の原因になるとのこと。新技術では、正極での磁性不純物含有率を667万分の1に、電解液は水やフッ化物の混入を根本から断ったとする。

半個体電池やナトリウムイオン電池などの代替素材を採用したバッテリーが市場では増えつつある。だが、Ankerではあえて「安全性と利便性を損なわないため」に三元系リチウムイオン電池を採用すると説明している。

その理由について同社は、「代替素材には大きな課題がある」と説明。従来からの三元系リチウムイオン電池は、蓄積された実証実験のデータがあり、航空機などでの使用環境や廃棄ルールも整っている。また、エネルギー密度の高さによるサイズと重さといった利便性もあるとする。

またNeo Lithium-ion Batteryは、経年変化の進行を独自技術で大きく遅らせ、長く使っても劣化しにくいとのこと。電解液の配合最適化によって化学反応も抑制。「寿命を迎える最後まで安心して使える」とアピールしている。

経年劣化の対策を実施

これらの取り組みにより、釘刺し試験を100%通過する性能を実現。135度の熱暴走試験、高い圧力を加える加圧試験などもクリアしているという。

釘刺し試験をクリア

また、バッテリーセルだけでなく、筐体の素材には高い難燃性の素材を採用し、製品に火をつけても燃え広がらない設計を採用。バッテリーマネジメントシステムを刷新し、セル1つ1つを秒単位で感知する技術を搭載。問題が発生した際は製品をロックしたり、使用回数が増えた場合は電圧を調整したりできる。

難燃性の素材を採用

このような製品の投入に至った経緯として、同社では昨年にモバイルバッテリーのリコール問題が発生。これを受けてプロセスをを見直し、中国本社内に自社ラボによる検証体制を構築。仕入れから出荷までの全工程を可視化する独自システムを全サプライヤーに導入し、製造現場の一元管理を強化してきた。

全工程を可視化する独自システムを全サプライヤーに導入

アンカー・ジャパン代表取締役CEOの猿渡歩氏は、今回の技術は「これまで培ってきたバッテリー技術をさらに高める」ものだと説明。「セルが安全であれば安全だとは思っていない」「製品全体で完成するもの」であるとし、「さらにもう一段安全性を向上させた」と強調した。

さらに同社は、進化と力強さを体現したという新たなロゴを発表。今後はSoundcoreやEufyといったブランドを全て「ANKER」に統合させていくとした。合わせて新ミッション「Innovation, Faster」も発表した。

新たなロゴを発表。ブランドの統合を行うことも発表

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