電極が露出する設計に問題あり
品薄続く「Steam Controller」、充電パッドの電極に時計バンドが触れて火事になりかけたとの報告

先週、Toikkaと名乗るRedditユーザーが、PC用ゲームコントローラー「Steam Controller」の充電パッドに知らぬ間にスマートウォッチの金属ベルトが触れていたために、あわや火災を起こしそうになったと報告した。
Toikka氏は最初、Pixel Watch 3を充電パッドの横に置いていたが、何かに拍子に金属ベルト部分が充電パッドの電極に「全く間違った角度」で接触してしまったという。Steam Controllerの充電パッドは電極ピンが露出しているため、金属ベルトが触れたときに電極間を短絡(ショート)してしまい、「シューッ」という音も出たという。

Steam Controllerの取扱説明書には安全に関する記述としてコントローラーと充電器を接続する前に「金属製の物体がないことを確認する」ようユーザーにアドバイスしている。これはおそらく充電パッドとコントローラー本体の間に金属のなにかが挟まってショートしないように注意喚起するものだ。
だがToikka氏の場合は、コントローラーは使用中だったが、充電パッドに予期せぬ導電性の物体が触れただけで短絡事故を起こしかけた。そのため、報告を見たRedditユーザーは、コントローラー本体ではなく充電パッドについて、本来あるべき短絡保護機能が備わっていないことを疑問視し、これは設計上の欠陥であり、リコール対象になることも十分に考えられるのではないかとの見解を示している。
現在、Steam Controllerはショップに入荷すれば即完売という状況が続く人気商品となっている。しかし、出荷数が増えれば増えるほど、今回のような充電パッドのヒヤリハット事例も増える可能性が高まるはずだ。さらに言えば、どんな製品であれ、ユーザーマニュアルに細かい字でびっしり記された注意事項や面債事項などの記述を熟読する人などほとんどいない。充電パッドがショートする可能性を常に意識している人も、ほとんどいないはずだ。
Toikka氏は、この問題が派生した当初は、自分の責任だと考えてメーカーのValveに連絡しなかった。だが、後に注意喚起のためと思い直し、同社のハードウェアチームに連絡したとのこと。Valveはこの連絡に対し、問題について調査を開始したことをToikka氏に伝え、さらに交換用の充電パッドも送ることを約束したという(現在、Steam Controllerの充電パッドは単体発売されていない)。
- Source: Toikka(Reddit)
- via: BGR
