その割にパフォーマンス向上は限定的
PCをゲーム機風にする「Xbox Mode」、ゲーマーから不満噴出。“サブモニター真っ黒”に

PCをゲーム専用機ライクにする「Xbox Mode」は、2026年4月〜5月にかけて一般のWindows 11 PC向けにロールアウトが始まった。しかし、この機能を使用すると、複数モニター環境ではサブモニターが完全に黒画面になってしまうため、マルチタスク派のPCゲーマーから不満の声が上がっていると報じられている。
Xbox Modeは、PC上でXboxアプリをフルスクリーン表示し、バックグラウンド処理を抑制することで「ゲーム専用機感」を演出する機能として設計されている。ゲームへの没入感を高めると同時に、ゲーム以外の負荷を減らし、プレイ体験を向上させることが狙いだ。
ところが、2画面以上のマルチモニター環境では、メイン以外の画面が真っ黒になり、Discordやブラウザ、YouTube、配信ツールなどをサブ画面で併用できないことが報告されている。
これでは、ゲームプレイ中にサブ画面で攻略サイトや動画を見たり、友人とDiscordでやり取りしたり、ゲーム配信を行ったりすることが難しくなる。たしかにゲーム専用機は伝統的に「一画面」が基本ではある(3枚の画面を横並びにして1画面として扱うケースは存在する)が、マルチタスクが可能なPCでゲームを遊ぶユーザーが、その方向性を望んでいるとは考えにくい。
さらにWindows Centralは、Xbox Modeはサブ画面を完全にロックダウンするほど劇的なパフォーマンス向上を実現していないとも指摘している。
そもそもXbox Modeは、テレビや携帯型デバイス向けに設計された機能であり、最初に投入されたROG Xbox Ally系も一画面デバイスである。その一方、SteamをフルスクリーンのBig Picture Modeで使用した場合は、サブ画面側でブラウザやDiscordなどのアプリを問題なく利用できる。
ちなみに筆者の手元にはXbox Rog Ally Xがあり、比較的早い段階から「サブ画面が使えない」というデメリットに直面していた。それから数か月後、他のWindows 11 PC向けにロールアウトされる段階になっても、この問題が改善されていなかった点は意外だった。
もっとも、上記X投稿のリプライ欄では「サブモニターが使えなくても問題ない」とする声も複数見られる。マイクロソフトが今後どのような対応を取るのか、長期的に注視したいところだ。
- Source: Windows Central
- via: TweakTown
