Steam Machineより先に発売されるのは「RAMが載ってないから」
新型Steamコントローラー、99ドルで5月5日発売。磁気スティック採用でドリフト低減

Valveの新しいSteamコントローラーについて、ついに正式な価格と発売日が発表された。本製品は米国で99ドル、5月5日午前2時から注文受付が開始される。
Steamコントローラーはその名の通り、SteamやSteam Linkアプリを実行しているデバイスで使用できる無線ゲームコントローラーである。PCやMac、モバイル端末、Steam Deckなどと組み合わせてゲームを楽しめる。
主な仕様は以下の通りである。
- ABXYボタン、十字キー、L/Rバンパー、L/Rトリガーを搭載
- デュアルアナログスティックにはTMR方式の磁気サムスティック(いわゆるホール効果方式)を採用。ドリフトしにくく、耐久性と応答性を重視している
- クリック可能なデュアルトラックパッドを2基搭載。感圧入力に対応し、クリックの強さも調整可能
- 背面には割り当て可能なグリップボタンを4つ(L4/L5/R4/R5)備える
- Steamボタン、クイックアクセス(QAM)ボタン、View/Menuボタンなど、Steam UI連携用ボタンを搭載。
- 6軸IMU(ジャイロ+加速度)によるモーション操作に対応
- グリップを握っているかを検知する静電容量式グリップセンサーを搭載し、ジャイロのオン・オフや入力切り替えに利用できる
- 本体の外形寸法は111×159×57mm
- 本体重量は約292g
- ドングル(Steam Controller Puck)を同梱。USBポートに挿して使用し、低遅延ワイヤレスレシーバー兼充電アダプターとして機能する
- 内蔵バッテリーは8.39Whのリチウムイオン電池で、連続駆動時間は35時間以上
要するに、Steam Deckの入力機能をそのままPC向けゲームパッドに凝縮したような高機能コントローラーである。99ドルという価格は旧Steamコントローラー(2015年発売)の2倍ではあるが、SonyのDualSense EdgeやXbox Elite Wireless Controller Series 2といった高級ゲームパッド(いずれも199ドル)よりは安価である。
日本でも公式代理店Komodoを通じて販売予定だが、記事執筆時点では国内価格は明らかにされていない。
使用感については、米メディアPolygonが数週間試用した結果、「完璧なPCゲームパッドに非常に近い」と評価している。さらに、これまで使ってきた中で「最も自然に手にフィットするコントローラー」だと述べている。
なお、本製品と同時に発表された据え置き型ゲーミングPC「Steam Machine」の発売時期は、依然として未定である。なぜコントローラーが先に出荷されたのかについて、Valveは「コントローラーにはRAMが載っていないからだ」と説明している。つまり、メモリ価格の高騰や供給不足の影響を受けないため、予定通り発売できる製品だということである。
一方、Steam MachineやVRヘッドセット「Steam Frame」については、構成の見直しと価格の再検討が必要となっており、発売日を決定できる段階にはまだ至っていないようである。
- Source: Valve
- via: Polygon(1) (2)
