固体燃料ロケットが150ミリ秒で始動するそう

ロケットブースターで「0-100km/h加速1秒切り」のスーパーカーコンセプト、Dreameが発表

Munenori Taniguchi

Image:Dreame

ロボット掃除機メーカーとして知られる中国のDreameは、1月のCESに出展した1876馬力の電気スーパーカー「Nebula 1」のコンセプトを推し進め、新たに「特注のデュアルソリッドロケットブースター」を搭載して0-100km/h加速タイムを0.9秒を謳う「Nebula NEXT 01 Jet Edition」コンセプトを発表した。

Jet Editionの名に反して、固体燃料式ロケットブースターを搭載するこのスーパーカーは、そのロケットブースターによって、始動からわずか150ミリ秒で100キロニュートンの推進力を発揮。路面とタイヤグリップの限界などクソ食らえとばかりの加速を実現する。

Image:Dreame

よく似た発想の加速システムを持つクルマとして、テスラが2017年に発表したものの、いまだ発売に至らない「Tesla Roadster」がある。このスポーツカーには、圧縮空気の噴射で強力な加速力を得るSpaceXパッケージオプションがあり、その0-100km/h加速性能は1.1秒を謳っていた。

Dreameのロケットブースターは、テスラのオプションを上回る加速性能をNebula NEXT 01 Jet Editionスーパーカーに与える。ただ、テスラの圧縮空気に比べ、固体ロケット燃料を顧客はどこからどうやって入手できるのかという疑問は誰もが思うところだろう。Dreameはその疑問に答えていない。

さらに、CES当時のバージョンではNebula 1は排気ガスを出さないという電気自動車としての利点もアピールポイントとしていたが、Jet Editionではその利点もかなぐり捨ててしまっている。

もっとも、Tesla Roadsterにしても、イーロン・マスク氏はそのクルマが「空を飛べる」と繰り返し述べて発売へのハードルを自ら上げており、いずれの仕様も、両社が本気で作る気があるのかはわからない。

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