まだ人は乗れません

エアタクシーJoby、ニューヨークで10日間の飛行デモ。JFK空港からダウンタウンが10分

Munenori Taniguchi

Image:Joby Aviation

eVTOLメーカーのJoby Aviationは、ニューヨーク市史上初というポイント・ツー・ポイント方式の電動垂直離着陸機(eVTOL)エアタクシーのデモンストレーション飛行を完了した。これにより、同社は市内のヘリポート数か所を巡る10日間の公開実証飛行に移行している。

同社はJFK国際空港からマンハッタン島南端までを約10分で結ぶ試験飛行を行った。Jobyは、「静粛性が高く、運用時の排出ガスがゼロの電気エアタクシーサービス」はニューヨーク市民により良いサービスを提供すると述べ、10日間にわたる実証飛行が「ニューヨーク大都市圏全域のバーティポート(ヘリポート)、国際空港、各コミュニティを結び、地域をどのように繋ぐことができるかを示す、初の実地実証となる」とした。

なお、Jobyは米連邦航空局(FAA)の認証取得がまだ最終段階である。これらのデモ飛行は、Jobyが参加するエアタクシーの商用展開を迅速化するための連邦航空局(FAA)プログラム「eVTOL統合パイロットプログラム」の一環として行われるということだ。

また同社は、サンフランシスコのベイエリアで有人デモンストレーション飛行を完了している。今回のニューヨークでの取り組みによって、認証プロセスが加速することになるかもしれない。

Jovbyはエアタクシーサービスを2025年に開始することを目標としていたが、それは延期している。現在のスケジュール目標は、22026年後半にもニューヨーク、テキサス、フロリダで旅客便の運航を開始することだと同社のジョーベン・ベヴィルトCEOは述べている。

なおNBC Newsは、FAAが来年中に航空タクシーの認可を与える可能性があると報じている。空港からミッドタウンまでのライドシェアの平均料金が1回あたり150ドルから200ドルであることから、Jobyはおそらく初期コストは高額になるが、機体を増すことでいずれ運賃を同価格帯に合わせることを目指していると伝えた。

JFK国際空港国際空港からマンハッタン島までの移動は通常、自動車や公共交通機関で1時間以上の時間を要する。それが10分になるというのであれば、多少高くとも利用したいと考える人は多そうだ。

ちなみにPeople誌は2月、Uberがよりスムーズな通勤体験を実現するためにJobyと提携したと伝えていた。この提携により、利用者はUberアプリでJobyのエアタクシーを予約し、最寄りのヘリポートまでUberの配車サービスを利用できるようになるのかもしれない。

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