折りたたみiPhoneとはカメラで差別化か

iPhone 18 Pro、ついに可変絞り採用へ。サプライチェーンが量産準備を開始か

多根清史

Image:Apple

今年秋に発売予定のiPhone 18 Pro/Pro Max向けに、可変絞りカメラ部品のサプライチェーンが動き始めたと報じられている。

アップルはこれまで、iPhoneに可変絞りを搭載したことがない。iPhone 14 ProからiPhone 17 Proまで、メインカメラは固定のƒ/1.78絞りを採用しており、撮影時にはレンズが常に全開の状態であることを意味する。

一方、可変絞りはレンズ内に絞り機構を設け、センサーに届く光量を物理的に調整できる仕組みである。暗所では絞りを開いて多くの光を取り込み、明るい場所では絞って露出オーバーを抑える。これにより、被写界深度のコントロール幅も広がるとみられる。

iPhone 18 Proシリーズのメインカメラが可変絞りを採用するとの見通しは、アップルのサプライチェーンに詳しいアナリストMing-Chi Kuoが最初に伝えた。さらに昨年10月には、アップルが次世代iPhoneへの導入計画を進めており、サプライヤーと部品供給について協議していると報じられていた。

今回のETNewsの報道によれば、中国のSunny Opticalは、すでに絞り機構を動かすアクチュエーターの生産を開始しており、初夏にはカメラモジュールの組み立ても本格化する見通しである。LG Innotekは6〜7月ごろ、韓国・亀尾工場で量産に入る準備を進めているとされる。この組み立てには、中国のCowellも参加するとみられる。

可変絞りシステムは新技術で製造難度が高いため、メインカメラの供給比率はLG Innotekが大きくなると報じられている。実際、iPhone 15 Pro Maxでテトラプリズム望遠レンズが初採用された際も、当初はLG Innotekが独占供給していた。

iPhone 18 Pro/Pro Maxは、アップル初の折りたたみ式iPhoneとともに、9月ごろに発表される見込みである。折りたたみiPhoneは筐体の薄型化を優先し、望遠カメラを搭載しないとの予想もある。その点では、Proモデルが優位性を持つ可能性がありそうだ。

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