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いまだ未発売のトランプスマホ「T1」、新デザインが登場。ただし発売日や価格は依然不明

トランプ・モバイルは、発表してほぼ1年が経過したにも関わらずいまだ発売していない「完全アメリカ製」を謳うスマートフォン「T1」の新デザインを、リニューアルされたウェブページに掲載した。今年2月にトランプ・モバイルは、そんなT1の「新デザイン」を投入することを予告していた。
当初のT1のCGレンダリングは、ウェブサイトの各所で異なるデザインの画像が使われ、どれが本当のものかがわからなかった。製品仕様も最終決定ではなく、ただただ米国内で作られたことだけが強調されている状況だった。
今回ウェブページに登場した「新デザインのT1」を見てみると、まず最初に気づく大きな違いは、背面カメラが以前のiPhone 16 Pro風(あるいは装甲騎兵ボトムズのスコープドッグ風)の3レンズタイプではなく、縦に3つのレンズが並ぶ縦型信号機スタイルに変わったことだ。
レンズは楕円型カメラバンプ内の向かって左側にオフセットされ、右側にはLEDライトやセンサー、そしてボディと同色に輝く「TRUMP MOBILE」の文字が配置されている。
背面のカメラ以外の部分では、2月の予告時にはあった大きなT1ロゴマークが消え、以前のレンダリングに見られたボディ表面のヘアライン加工もなくなり、のっぺりとした感じになった。また、下部にはカラーで描かれていた米国旗がモノクロに変更されている。

新デザインのT1は製品仕様もアップデートされている。まずディスプレイは、当初の6.8インチが予告なく6.25インチに変わっていたが、新デザインでは6.78インチになった。リフレッシュレートは120Hzだ。
スマートフォンの頭脳となるSoC(System on a Chip)は、Qualcomm Snapdragon 7シリーズが搭載される予定だというが、Snapdragon 7のなかのどのチップになるかは言及がない。RAM容量も記載がないが、ストレージは512GBになった。バッテリーは5000mAhで30W充電に対応する。
背面メインカメラおよび2倍ズーム対応望遠カメラ、自撮りカメラはいずれも5000万画素(50MP)のセンサーを採用し、背面の超広角カメラには800万画素のセンサーが採用された。OSはAndroid 15と記載されている。
発表してから過ぎた時間を考えれば、仕様アップデートは必要なことだろう。だが、ここまで発売ができないのは、おそらく発表段階では仕様などもはっきり決まっておらず、販売する物自体が存在しない、いわゆる「ベイパーウェア」だったからなのではないだろうか。
さらに、ほとんどがアジア製の製品に占められるスマートフォン市場で「完全にアメリカ国内で製造された」ことを最大のセールスポイントとしたせいで、米国内に生産拠点を作る必要性もあった。
ただし、トランプ・モバイルは今回の新デザインのT1についても、発売日や価格などを明らかにしていない。4月半ば頃まではウェブサイトには「今年後半」との記述があったが、現在はその文言すら削除されている。
伝えられるところでは、新デザインのT1はフロリダ州マイアミに「最終組立工程」を用意して、そこで半完成品状態のものを完成品にするとのことだ。だが、ウェブサイトにはもはや「完全に米国製」の売り文句もない。
なお、Trump Mobileはこの新しいT1の通常販売価格が1000ドル未満になるとしている。プロモーション期間として予約者には499ドルでこれを販売するとしているが、このプロモーションは約1年前の発表時から受け付けており、100ドルの予約金を支払う必要がある。
約1年前に100ドルを支払った人々が、いまだに金ピカのスマホを受け取れていないことや、ウェブサイトにはいまも「製品の機能や画像はあくまでイメージです。最終的な製品の外観や仕様は異なる場合があります」と記載されてを考えると、T1はいまだベイパーウェアの状態から抜け出たとは言いがたい。少なくともレビュー可能な実物が登場し、発売日や価格が確定するまでは様子見にしておくのが良さそうだ。
- Source: Trump Mobile
- via: PCMag
