マシン更新時期が来ているPCゲーマーに光明?

インテル、第13世代のRaptor Lake継続を表明。DDR4対応マザーの新製品も示唆

Munenori Taniguchi

Image:Intel

4月6日、インテルは消費者情報メディアClub386の取材に対し、すでに前世代のCPUアーキテクチャであるRaptor Lake採用CPU(第13世代Core)製品の供給を継続すると述べた。さらに、これらのチップが対応するDDR4 SDRAMに対応するマザーボードの新製品も今後登場する可能性も示唆した。

AIブームによる世界的なAIデータセンター建設競争は、世界中のDDR5 SDRAMやSSDストレージ不足を招いており、その価格も高騰した状態が続いている。もっとも影響を受けているのは一般ユーザー向けPC市場で、上記のRAMやストレージの価格高騰によりPC本体価格も上昇しているほか、自作PCユーザーも、RAMの入手に四苦八苦している状況だ。

Club386は、インテルのクライアントAIおよびテクニカルマーケティング担当ゼネラルマネージャーロバート・ハロック氏にRaptor LakeチップなどのDDR5とDDR4の両方のSDRAMに対応可能なCPUの今後について尋ねたところ、Raptor Lakeは「非常に高速な製品であり、すぐに消えることはない」との回答を得たと報じた。

ハロック氏は依然として「Raptor Lakeはインテルの戦略の重要な部分」だと述べた。そして、「他のベンダーから複数の世代のハードウェアが登場しても、Raptor Lakeは依然として非常に優れた製品であり、なくなることはない」「今後も豊富に入手可能であることを皆さんに理解していただきたい」とした。

また、対応するマザーボード製品に関しても、「Raptor Lake対応マザーには、DDR5とDDR4の両方のSDRAMに対応する新製品がいくつか発売されており、これはユーザーにとって一種の架け橋のようなもの」になっていると説明した。実際、3月にはPCパーツメーカーのASRockからDDR4スロットが1つとDDR5スロットが2つ搭載されたマザーボード製品「ASRock H610M Combo II」が発売されている。

ハロック氏がDDR4対応マザーボード製品の人気上昇を認識しているのなら、インテルとしてはその波に乗って、少しでも多くのDDR4対応CPUを売りたいと考えていてもおかしくはない。

また、DDR4 SDRAMの価格も上昇してはいるものの、この世代のRAMはすでに旧型PCで使用されているため、たとえば自作PCユーザーが新PCを組む際に、旧PCから部品取りをして再利用できる。

ゲーマーやエンスージアストが、DDR4 SDRAMを搭載した新しいRaptor Lakeシステムで、求めるパフォーマンスのほとんどを得られるのなら、少なくとも2026年現在ではそちらの方が賢明な選択とも言えそうだ。

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