排他モード。ベータ版です

Spotify、Windowsアプリに“ビットパーフェクト”な「専用モード」追加

Munenori Taniguchi

Image:Spotify

Spotifyは、Windows版のSpotifyアプリに「ビットパーフェクト」再生が可能になると謳う『専用モード』をベータ版として追加した(macOS版は将来のリリースで提供予定)。

Spotifyいわく、専用モード(Exclusive Mode)をオンにしないと、コンピューターがサウンドデータをDACに送る前にリサンプリング、他のシステムサウンドとのミキシング、音量の変更などによって音質を変えてしまう可能性があるが、この機能を有効にすれば、SpotifyアプリがPCのオーディオ処理を占有し、「録音された音をそのまま再生する」のだという。

この機能は、一般的には専用モードよりも「排他モード」と呼ばれることの方が多い。排他モードについてはPHILE WEBのこちらの記事で解説しているが、要するに手持ちのPC環境で可能な限り、最高の音質で音楽再生するモードだと覚えておくと良いだろう。

Image:Spotify

専用モードを使う場合、アプリの設定項目にある「音量のノーマライズ」や「イコライザ」をオフにすることが推奨されている。言うまでもなく、ロスレス再生はオンにしておくべきだ。また専用モードでは「Automix」や「クロスフェード」機能は機能しない。

専用モードを最高の音で楽しみたいなら、外付けのオーディオ機器(USB-DACやヘッドホンアンプなど)を導入し、可能な限り純粋なサウンドを追求したいところだ。Spotifyのロスレスフォーマットは最大44.1kHz/24bitとなっているので、この仕様をサポートする機器を選びたいところだ。

ただし専用モードはSpotifyアプリ以外の、あらゆるサウンドが再生されなくなるという弊害がある。専用モードが有効なSpotifyアプリが起動している間は、たとえばYouTube動画を再生しようとしても「オーディオレンダラーエラー」となり再生できない。メールやメッセージの着信音など、他のサウンドも再生されなくなる。

ちなみに、Apple Musicなど他のいくつかの音楽ストリーミングサービスでは、192kHz/24bitなどといった、いわゆるハイレゾフォーマットでのストリーミングが提供されている。定量的なスペックが重要と考えるなら、44.1kHz/24bitにとどまるSpotifyよりもそちらの方が良いかもしれない。Amazon Musicなどは、以前よりWindowsアプリで排他モードをサポートしている。ハイレゾ音源に対応する音楽プレーヤーアプリも、その多くが排他モードをサポートしているはずだ。

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