従業員は全員アップル入り

アップル、ビデオ編集用プラグインのMotionVFXを買収。Final Cut Pro強化へ

Munenori Taniguchi

Image:MotionVFX

アップルは、Final Cut Pro、 DaVinci Resolve、 Premiere Proといった動画編集ソフト用のプラグインとして豊富なエフェクトやトランジション、テンプレートを開発、提供するMotionVFXを買収した。

アップルは最近、コンテンツクリエイター向けのアプリをひとまとめにし、月額1780円のサブスクリプション形式で提供するApple Creator Studioの提供を開始した。単体購入すれば5万円かかる動画編集ソフトのFinal Cut Proもこれに含まれている。

アップルは公然とAdobe Creative Cloud対抗をうたっているわけではないが、毎年のようにサブスク料金が値上げされているAdobe CCに対する出口戦略を練っているMacクリエイターなどは、Apple Creator Studioに興味を持ち、注目し、期待を寄せているはずだ。

アップルが買収したMotionVFXは、長年FinalCut Proの主要なサードパーティ企業であり、YouTuber向けから映画制作者、放送編集者などプロ向けまで、高品質なモーショングラフィックやおしゃれな視覚効果を提供してきた。また現在は、プロ仕様のビデオ編集ツール、グラフィック、テンプレートへのアクセスを提供する月額29ドルからのサブスクリプションプランも提供している。

MacRumorsは、MotionVFXがアップルの一部になったことで、Final Cut Pro内のグラフィックツールが強化され、サードパーティ製プラグインへの依存度を低減するのに役立つ可能性があると伝えている。プロフェッショナル向け動画制作環境としてさらにApple Creator Studioが魅力を増しそうだ。

なお、MotionVFXはDaVinci Resolve、Premiere Proにもプラグインを開発・供給しているが、アップルの買収完了後もこれまでどおり複数のプラットフォームへの提供を維持していくのかについては、発表では述べられていない。

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