年内にも1号車を納車へ
超ハイダウンフォースで天井走行も可能な電動スーパーカーが市販化

英国のMcMurtry Automotiveは、まるでおもちゃの「チョロQ」のようなスタイリングを持つ異色のスーパーカー「Spéirling Pure(スピアリング・ピュア)」を市販する。まもなく英国内に新設した工場で生産を開始し、第1号車は2026年内にも最初の購入者に納車される予定だという。
McMurtry Spéirling Pureは、ル・マン24時間耐久レースに出場するようなレーシングカーを、全長3200mm、幅1500mmという軽自動車サイズに、ギュッと圧縮したようなユーモラスな外観だ。さらに、2万3000RPMで回転する2つの大型ファンで車体下面から空気を吸い出し、約2000kgもの力で路面に吸い付くことで、コーナーを高速で駆け抜けることができるという、リアル・バットモービルとでも言うべき特徴を持つ。
実際、McMurtryは2025年4月に、180°ひっくり返る特殊な荷台に乗せた車重1300kgのSpéirling Pureを逆さま状態にし、そのまま(数十cmではあるものの)走行させるという前人未踏の挑戦を成功させている。

そんな独特にもほどがあるスーパーマシンSpéirling Pureはこれまでプロトタイプだったが、すでに5000kmを超えるテスト走行をこなしている。ついに、2024年に亡くなった創業者のサー・デイビッド・マクマートリー氏が目指していた市販化を実現するところまでやってきた。
1000hpを発生する電動パワートレインによって、最高速度305km/h、0-60mph(97km/h)加速は1.55秒という運動能力を誇るMcMurtry Spéirling Pure。生産が開始されれば、このマシンは誰でも(お金さえあれば)買える、最速のサーキットマシンのひとつになるだろう。ちなみに価格は134万ドル(約2億円)だ。

- Source: McMurtry Automotive
- via: New Atlas
