自社製造による信頼性の高さをアピール
30周年のLexar、日本市場は「極めて重要」。世界最速「2TB microSD」や軽量外付けSSDなど発表、CP+で展示

Lexar Japanは、事業戦略発表会をメディア向けに開催し、日本における事業拡大の取り組みについて公表した。
アメリカ・カリフォルニアのストレージメーカーLexar(レキサー)は、今年でブランド誕生30周年を迎える。現在、70以上の国で、1億人以上のエンドユーザーに向けてソリューションを提供している。
同社でセールスマネージャーを務めるデリック・タン氏は、アジア地域において「日本市場は極めて重要」と説明。日本市場は求められる品質が高いことから「日本で成功できればグローバルで成功できる」とし、主要なデバイスやカメラメーカーの拠点であること、戦略的な半導体製造拠点であることも重要視する理由だとした。

日本で事業を拡大するにあたり、カメラ専門店やネット通販だけでなく、ヨドバシカメラやビックカメラといった駅前量販店、エディオンといった広域量販店にも製品を展開していると説明。キヤノンとのコラボモデル、DJIの認証取得など、互換性と信頼性を高める取り組みも行っている。
加えて、日本ではサポートが重要だとし、ライフタイム保証をアピール。また、コールセンターとテストセンターも国内に設立。「早いスピードで対応できる体制を揃えている」と強調した。
Lexarは、2月26日から開催したカメラと写真映像の展示会「CP+2026」にブースを出展。これに合わせて、新製品を発表している。

「Lexar Professional SILVER PLUS microSDXC UHS-I Card」は、世界最速だとする2TB UHS-I microSDカード。読み出し速度最大225MB/s、読み出し速度最大180MB/sを実現している。

また、モバイル端末のユーザーに向けて、19gの軽量ポータブルSSD「Lexar Air Portable SSD」も投入する。容量は最大2TB。自動バックアップや、自動的に写真などを整理する機能にも対応する。読み出し速度は最大390MB/s、書き込み速度は最大400MB/s。

3月末には、世界初の先進的な統合パッケージング技術を採用したという内蔵SSD「Lexar PLAY X PCIe 4.0 M.2 NVMe SSD」も予定しているとのこと。新たなパッケージング技術によってサイズ、容量、速度の完璧なバランスを実現できるとし、「使用されなくなったら内部のデータは危険にさらされる可能性が高い。統合パッケージングを使うと、その危険性がゼロ」(後述のリュー氏)と説明している。

Lexar APAC General Managerのウィリアム・リュー氏は発表会にて、レキサーの品質への追求を紹介。製造前のウェハーの品質、そしてパッケージングの品質だけでなく、自社開発のコントローラーとファームウェアも強みだとした。

同社は、これまで自社製コントローラーチップにて1億個以上のダイを出荷。また、20年以上のファームウェアの自社開発能力も保有している。数千台規模のデジタル試験機器をもつという、Lexar品質ラボも備えている。またグローバルにおける拠点として、中国・蘇州にパッケージング・テスト製造拠点、中国・中山にストレージ製造拠点、南米製造オペレーションセンターをブラジルに設置している。
加えてリュー氏は「製品の価値はブランドの価値と一致しないといけない」と述べ、プレミアム、業界を牽引する、高性能、革新的をLexarは追求していると説明。その一例として、世界初のCFカード(1996年)、世界初のワークフロー(2013年)、世界初のメタルSDカード(2024年)、世界初の1TB microSD Expressカード(2025年)をこれまで実現してきたとアピールした。

また今後のAI戦略においては、「AI Storage Core」構想を推進していくことを説明。世界初の「AIストレージコア」の開発を発表し、AIイメージング向けワークフローに特化したストレージソリューションを推進していくとした。

そのほかLexarは、年初のCES2026において、サッカー・アルゼンチン代表チームとのパートナーシップを発表している。CP+のブースでは、このパートナーシップが押し出されているほか、ポータブルSSDのコラボモデル「Elite Legends Series」も展示されている。


