低価格ゆえの割りきり

低価格MacBook、来週発表か。「8つの妥協点」が明らかに

多根清史

Image:Thaspol Sangsee/Shutterstock.com

アップルは、長らく噂されてきた低価格版MacBookを来週にも発表する見込みである。価格を抑える以上、MacBook AirやMacBook Proと比べてスペック面でいくつかの妥協があることは避けられない。

そうしたなか、昨年リークされたmacOS Tahoeベータ版のKernel Debug Kit(アップル提供のmacOSカーネル/ドライバ開発・デバッグ用ツール)をもとに、8つの制限事項が判明したと報じられている。

米MacRumorsが匿名リーカーの情報として伝えた、低価格MacBookの主な妥協点は次の通りである。

  • 最大輝度:MacBook Airの500ニトを下回る可能性
  • True Tone非搭載:環境光に合わせて色調を調整する機能が省略
  • ストレージ上限:1TB/2TBは用意されず、256GB/512GBのみ。教育向けに128GBの可能性
  • SSD速度低下:単一NAND採用の可能性があり、上位モデルより読み書きが遅い見込み
  • 急速充電非対応
  • キーボードバックライトなし
  • 高インピーダンスヘッドホン非対応
  • N1チップ非搭載:Wi-Fi 7/Bluetooth 6対応のN1は採用せず、MediaTek製チップの可能性(現行Air/ProはBroadcom)

これらの情報は、次期Studio Displayが90Hzになる可能性や、次期iPad miniにA20 Proが搭載されると主張してきたリーカーによるものとされる。

低価格版MacBookは、iPhone 16 Proと同じA18 Proチップ、8GB RAM、12.9インチディスプレイ、Thunderbolt非対応のUSB-Cポートを備える見込みである。カラーはイエロー、グリーン、ブルー、ピンクなどの「楽しい色」が噂されている。

発表は3月4日以降、公式サイトのプレスリリース形式とみられる。米国価格は599〜799ドル(約9万3000円〜12万4000円)と予想される。現行の最安モデルはM4搭載MacBook Airで税込16万4800円からであり、価格面でのインパクトは小さくなさそうだ。

関連キーワード: