従業員割り引き…過ぎやろ
米Best Buy従業員、MacBookを99%引きで購入するなどして逮捕。被害額約1800万円

米小売りチェーンBest Buyの従業員が、店長権限のパスコードを使い、店の商品を不正に割り引き購入していたことが発覚して逮捕された。
ABC系列のテレビ局が報じたところでは、フロリダ州のBest Buy店舗で2024年の暮れに「奇妙な売り上げに関する数字」が複数見つかったとのこと。店長がこの不審な数字について調査を実施したところ、最終的にそれが同店舗の従業員によって記録されていたことが判明したという。
不正な取引を行っていたのは、同店従業員のマシュー・レテラ容疑者。レテラは複数のMacBookを最大99%引きにするなど、自ら97個もの商品を不正な価格で購入したほか、第三者に対しても52件の不正な取引を行っていたという。被害額は合計で11万8000ドル(執筆時のレートで約1800万円)を超えるとのことだ。
レテラはBest Buy店舗で「エクスペリエンス・マネージャー」という肩書きのもと勤務していた。しかし、同職場での勤務が4年目になる2024年3月ごろから、不正な価格での商品購入に手を染め、大幅な値引き購入を繰り返すようになった。そして、最終的には職場の同僚や第三者にまで不正な価格での購入を広めていた模様だ。
店長ら上司が不審な取引があることに気づき調査を開始したところ、地元の質屋から上記のMacBookなどを含む、Best Buyで販売されたはずの商品を複数発見した。質屋はそれを受け、警察にそれらの取引に関する書類と指紋記録を提出。これにより、レテラがBest Buyのレジシステムを悪用して利益を懐に入れていたことが発覚した。
Best Buyでこのような従業員による不正取引が発覚したのは初めてではない。先月には、ジョージア州のBest Buy店舗で従業員が窃盗グループに対し、合計140点もの商品、総額4万ドル以上を引き渡し、一部では自動車への商品の積み込みまで手伝っていたことが発覚したことが報道されている。盗まれた商品の中には「プレイステーション5とXbox Series Sの本体数十台、AirPods、Meta Quest VRヘッドセット、Beatsのワイヤレスヘッドホン、パソコン、セグウェイなど」が含まれていたとのことだ。
全米小売業協会(NRF)は2023年、同協会の調査から、インフレや従業員の離職率の高さなどにより従業員の職場に対するストレスが高くなると、小売店での窃盗が増加する一方で、悪意ある者が窃盗の罪から逃れやすくなる傾向があることが明らかになったと警告している。
今回のBest Buyの件は、まさにそれがどのようにして起こるのかをわかりやすく世に知らしめるものとなったかもしれない。
- Source: WPBF News WTVX
- via: Ars Technica
- Coverage: CBS News
