48MPデュアルカメラを搭載?
アップル初の折りたたみ「iPhone Fold」に新情報。内側のディスプレイは7.58インチか

アップル初の折りたたみ型iPhone、通称「iPhone Fold」は、2026年秋に登場する「iPhone 18」シリーズの一部として発売される見通しである。そんななか、現時点における試作機のディスプレイ仕様やカメラ構成など、概要に関する情報がリークされている。
中国の著名リーカー、数码闲聊站(Digital Chat Station)氏がWeiboに投稿した内容によれば、iPhone Foldは現在も試作段階にあり、最終仕様はまだ確定していないとのことだ。これはアナリストのMing-Chi Kuo氏による報告を裏付けるものだ。
リークされた最新のスペックは以下の通りである。
- 内側ディスプレイサイズは7.58インチで、これまで噂されていた約7.8インチよりもやや小さい
- 解像度は2713×1920ピクセル、アスペクト比は14.1:10
- 背面カメラは48MPのデュアル構成。広角+超広角が有力とされるが、望遠との組み合わせになる可能性もある
- ヒンジ部分には、耐久性の高いアモルファス金属ガラスの複合素材を使用
- 本体素材はチタンになる見通し
また、数码闲聊站氏は展開状態でのiPhone FoldのイメージCGも公開しており、それは「小型のiPad mini」に近い外観である。

なお、アップルが特に重視しているのはヒンジの設計とみられている。折りたたみデバイスにおいて鍵となる「耐久性の向上」「画面の平坦性」「折り目の最小化」などを追求しており、とりわけシワの目立たない構造の実現に力を注いでいると伝えられていた。
ヒンジ素材に用いられるアモルファス金属ガラスは、過去には「Liquidmetal」とも呼ばれていた。直訳すれば「液体金属」だが、実際には米Liquidmetal Technologies社が特許を持つ金属合金技術である。なお、アップルはすでにSIMピンなどにこの素材を採用してきた実績がある。
そのほか、これまでに噂されてきたiPhone Foldの仕様は以下の通りである。
- 外側ディスプレイは5.5インチで、パンチホールカメラを搭載
- 生体認証はFace IDを省略し、側面ボタン一体型のTouch ID(指紋認証)が復活する可能性がある
- 厚さは折りたたみ時9〜9.5mm、展開時4.5〜4.8mm程度
- デザインはブック型(横開き)を採用
- 高密度バッテリーを内蔵
- 価格帯は2000〜2500ドル(約29万〜36万円)