定格出力は300W、容量は最大360Wh

山善、4つの着脱式バッテリーを搭載したポータブル電源

編集部:平山洸太

「バッテリーステーション」

山善は、リチウムイオンバッテリー活用の “ELEIN” シリーズより、「バッテリーステーション」を7月中旬に発売する。価格はオープンだが、同社直販ストアでは、33,700円(税込/バッテリーなし)から販売する。

最大4つのバッテリーパックを着脱して利用できるポータブル電源。バッテリーパックの容量は1つ90Whのため、4つ取り付けた場合は360Whとなる。バッテリーパックは単体購入の場合、同社直販ストアにて1つ10,890円(税込)で購入できる。

バッテリーをそれぞれ着脱できる

出力端子は、USB Type-A(最大12W)、USB Type-C(最大65W)、AC(最大300W・純正弦波)の3ポート。入力はAC、およびソーラーパネルのDCに対応する。災害時などに利用できるLEDライトも備えている。

バッテリーパックの充電器としても利用でき、AC入力の場合、従来の充電器よりも高速な充電速度を実現。これまで約2時間だったところ、1つあたり約1時間で充電完了となる。同時充電には対応しないが、バッテリーパック4つをまとめて充電することが可能だ。

背面端子部

バッテリーパックは、既発売のELEINシリーズのものを採用。そのため、シリーズ内で展開されている、ポータブル冷温庫、コンパクトクーラー、扇風機といった製品と共通のバッテリーを使用できる。なお、各バッテリーパックにもUSB Type-C出力(最大20W)が備わっている。

同社は本機を使用することで、ソーラーパネルで充電したバッテリーを夜に使用できるなど、太陽光エネルギーを活用できるとする。電気代などの高騰が続くなか、複数台の充電と高速化を実現することで、よりスマートなエネルギー活用が行えるとした。

ソーラーパネルと組み合わせた状態

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