「RAPID Pro」「RAPID」「RAPID Mag」
ポータブル電源のEcoFlowが「モバイルバッテリー」本格参入。全18製品を一挙投入、USB充電器やケーブルも

EcoFlow Technology Japanは、モバイルバッテリーやUSB充電器といったスマートフォン周辺機器のラインナップを拡大。「RAPID Pro」「RAPID」「RAPID Mag」の3シリーズ全18機種を7月7日に発売する。予約は6月23日から開始され、製品によっては予約割引も実施している。
これまで同社はポータブル電源を中心に展開してきたが、この度製品カテゴリーを本格的に拡大するかたち。これまでモバイルバッテリーは「RAPID Magnetic Power Bank」のみの展開だった。ポータブル電源よりも入手しやすい製品をラインナップさせることで、特に若い世代を中心にブランド認知を広げたいという意図もあるという。

最上位のRAPID Proシリーズは、とにかく容量と出力に特化させたという製品を主に展開。デザインは同社ポータブル電源と同様にシルバーと黒のカラーを基調としており、ポータブル電源で培ってきたバッテリー技術や安全技術をフル活用したとしている。
中間となるRAPIDシリーズは、様々なユーザーが様々なシーンで使えることを想定した汎用モデルとのこと。持ち運びやすさに配慮した容量とサイズであったり、ケーブル内蔵といった使いやすさも追求しているという。こちらもRAPID Pro同様、同社ポータブル電源に寄せたカラーを採用する。
RAPID Magはエントリークラスという位置づけで、スマートフォンに磁石で固定できるマグネット式ワイヤレス充電に対応することが大きな特徴。シンプルかつおしゃれなデザインを追求しており、上述のシリーズとは違い、カラーバリエーションの豊富さにも力を入れている。なお、既存のRAPID Magnetic Power Bankは、このシリーズに属するという。
同社が特にアピールしているのが、RAPID Proシリーズの最上位モバイルバッテリー「RAPID Pro-X Power Bank(27,650mAh, 300W)」(33,990円・税込)だ。合計300W、単ポート最大140W出力に対応する容量27,650mAhのモデルとなっている。大きな特徴が、別売の専用ドックと組み合わせることで、ポゴピンを介して320Wの給電が行える点。20分で0%から80%まで充電できるという。

本機はポゴピンを活用し、マグネット式の着脱式モジュールという仕組みを実現。巻取り式USB-Cケーブルのモジュール(付属)と、Apple Watch充電器のモジュール(別売)が当初からラインナップされる。加えて、スマートフォンとWi-Fi/Bluetooth接続することで、専用アプリから登録した画像を本体ディスプレイに表示することが可能となっている。


また、ポータブル電源で採用されてきた急速充電技術「X-Stream」や安全のための保護機能「X-Guard」をモバイルバッテリー向けに再設計して搭載。バッテリーのセル構造に工夫をすることでバッテリーを効率よく使えるという、大容量とコンパクトを両立するための「X-VELO」という技術も搭載している。
そのほか、RAPIDシリーズからは大容量と持ち運びやすさを両立したというモバイルバッテリー「RAPID Power Bank(25,000mAh, 170W)」(19,990円・税込)などをラインナップ。RAPID Magシリーズでは、9.4mmの薄さを実現した7.5W出力のマグネット式ワイヤレス充電器「RAPID Mag Power Bank(5,000mAh)」(5,990円・税込)といったモデルも用意される。


なお、基本的にはモバイルバッテリーがラインナップの中心となるが、USB充電器とUSBケーブルも展開されている。たとえばRAPID Proシリーズでは、140W出力対応のGaN採用急速充電器や、240W対応のUSB-C to Cケーブルを用意。RAPIDシリーズからも、巻取り式USB-Cケーブル内蔵の急速充電器がラインナップされる。
