見やすさ、聞きやすさ、使いやすさ、あんしん
「らくらくホン」新モデルが約6年ぶりに登場。“ガラケー” 求める声に応じて継続を決断

FCNTは、らくらくホン「F-41F」を発表。NTTドコモから8月上旬以降に発売される。価格はNTTドコモから発表される予定。カラーはホワイトとネイビーの2色。
同社がシニア向けに展開する “らくらくホン” の新モデル。現行モデル「F-01M」の発売が2019年となり、約6年ぶりに新モデルが登場するかたち。2001年に登場した初代モデルから数えて21機種目となる。
新モデルを投入する背景として、2026年3月にドコモのFOMAサービスが終了する予定であることを説明。らくらくホンの累計販売台数は3000万台以上であり、現在でもFOMAのらくらくホンを継続使用してしているユーザーもいることから、買い替えの需要が考えられるという。

同社はらくらくスマートフォンも展開しているが、ユーザーからガラケータイプを求める “切実な声” があったことのこと。そのため社会インフラの役割として、らくらくホンの継続を決めたという。
新モデルでは、従来のらくらくホンで目指してきた、見やすさ、聞きやすさ、使いやすさ、あんしんを追求。見やすさの部分では、読みやすさを追求して開発したフォントを採用したり、年齢とともに見づらくなる青色の発色を調整することで、実際の画像に近く見えるような処理も行っている。

聞きやすさでは、「はっきりボイス」や「でか着信音」など、外部の騒音に合わせたさまざまな調整機能を搭載。加齢によって聞きづらくなる高音を、入力した年齢にあわせて調整する「あわせるボイス」も備える。
使いやすさの部分では、従来からの “わかりやすく使いやすい” キーデザインを継承。さらに、使い方を教えてくれる「らくらくホンセンター」、大音量で自分の居場所を知らせるブザー、迷惑電話/メール対策など、あんしんを目指した機能も搭載している。
ほか、IPX5/8の防水、IP6Xの防塵、米国国防総省の調達基準であるMIL規格に14項目が準拠するなど、頑丈さにも配慮している。時刻や歩数などを表示できる背面のサブディスプレイも約1.5インチに大型化した。
